鉄道プレスネットに乗っている記事ですが
特急「おおぞら」振子式キハ283系が引退、列車の減便も JR北海道、来春見直し方針
2021.09.15 鉄道プレスネット
来春引退する見込みとなったキハ283系。
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2021年09月15日 20:25
JR北海道は9月15日、来年2022年春に実施するダイヤ改正について、
現在検討しているおもな施策の概要を発表した。
同社は発表では「ダイヤ改正」という言葉を使わず「来春のダイヤ見直し」としている。
ダイヤ改正による利便性・サービス向上策としては、
車両の増備や所要時間の短縮、新駅の開業などを掲げた。
車両はキハ261系特急型気動車22両とH100形電気式気動車30両を追加投入。
振子式のキハ283系特急型気動車が引退し、
キハ40系気動車(キハ40形)の置き換えも進める。
札幌~釧路間の特急「おおぞら」は、
キハ283系で運転されている残り6本がすべてキハ261系に置き換えられる。
キハ261系には携帯電話充電コーナーを設置し、
車椅子スペースも拡大するなど車内設備が向上するという。
H100形の追加投入により、各線の普通列車で運用されている
キハ40系気動車(キハ40形)の置き換えも進める。
根室本線・新得~帯広~釧路間では54本の列車がすべてH100形に。
石北本線・旭川~上川間では24本中19本を追加で置き換える。
H100形への置き換えで性能が向上することから、所要時間の短縮も検討。
根室本線の新得~帯広間では最大20分程度の短縮を検討し、
ほかの区間でも最大10分程度の短縮を検討するという。
札沼線(学園都市線)では、あいの里公園~石狩太美間に、新駅「ロイズタウン駅」が開業。
同駅を通る全84本のうち「ダイヤ制約のある中で最大限」(JR北海道)の
約9割の停車を計画している。
宗谷本線の風連~名寄間にある東風連駅は名寄高校近くの
名寄寄り1.6㎞に移転し、駅名も「名寄高校駅」に変わる。
名寄市からの要望を受け普通・快速あわせて24本すべての列車が停車する計画だ。
北海道新幹線・函館本線の新函館北斗駅では北海道新幹線と特急「北斗」の接続を改善。
「北斗」のダイヤ見直しにより上下あわせて10本程度、最大20分程度の接続時間の短縮を図る。
函館本線などで計7駅を廃止へ
一方で列車の減便や駅の廃止など固定費削減の施策も行われる。
特急「おおぞら」は通常5両編成(自由席2両)だが、
利用者が減少する閑散期には1両減らし、自由席を1両に減らす。
札幌~旭川間の特急列車では、前後30分の列車で代替可能な「ライラック」2本を臨時列車化し、
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などに限り運転する。
土曜・休日のみ運転の臨時「カムイ」4本も利用状況にあわせて
運転日の縮小を検討する。
札幌圏では通勤通学利用が減少する土曜・休日に
普通列車10本程度を運休。札幌圏以外の普通列車も
計20本程度の見直しを行い、函館本線の岩見沢~旭川間や
日高本線、根室本線の新得~池田間などで車両の減車を実施。
函館本線の函館~森間では減車と土曜・休日運休を行う。
このほか、利用状況を踏まえて根室本線(花咲線)1駅と宗谷本線1駅、
函館本線5駅の計7駅を廃止する方向で関係自治体と協議中という。
JR北海道はこれらの固定費削減策で動力費は年間約7,000万円を
節減効果があり、駅の廃止でも年間約1,000万円の節減効果があるとしている。
追加投入されるH100形。
JR北海道は「アフターコロナも見据えて、
需要の変化に柔軟に対応できる輸送体系を目指し、
固定費削減をはかってまいります」としている。
JR北海道 プレレスリリース 【社長会見】来春のダイヤ見直しについて
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210915_KO_3.pdf