北海道新聞に乗っていることですが

 

超大型エアバス、18~20日に飛来 千歳高生が協力し歓迎イベント

2021.09.10 12:26 北海道新聞

全日空が運航する超大型旅客機エアバスA380(ANA新千歳空港提供)

制作中のステッカーのデザインを説明する

千歳高校国際流通科の(左から)金沢亜弥さん、貞野美結さん、櫻田佳大さん

 

 

 【千歳】

全日本空輸が成田~米ホノルル線で運航する

2階建て超大型旅客機エアバスA380(520席)が遊覧飛行などのため、

18~20日に新千歳空港にやってくる。

飛来に合わせ、同空港の地上支援業務などを担うANA新千歳空港(千歳)は、

千歳市内の小学生を招いた機内見学会や千歳高校国際流通科と連携した

オリジナルステッカー制作などの取り組みを企画した。

 

 旅客機はウミガメをイメージした愛嬌(あいきょう)のあるデザインから

「FLYING HONU(フライング ホヌ・空飛ぶウミガメ)」の愛称で親しまれている。

試験飛行を除き新千歳空港への飛来は初めて。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で地上待機が長くなる中、

遊覧飛行は機材の有効活用を図る狙いがある。

遊覧飛行は19日に実施し、募集は締め切っているが、

募集定員(人数非公表)の約5倍の申し込みがあった。

 

 ANA新千歳空港は、遊覧飛行に

千歳市母子会と市子ども会育成連合会から3組6人を招待するほか、

「新千歳空港や航空業界を身近に感じる機会になれば」(総務課)と

市内小学校に声掛けし、児童20人程度を招いた機内見学と航空教室を企画した。

 

 市内企業と連携した商品開発を手掛ける、千歳高校国際流通科の3年生6人は、

「コロナ禍の影響を受ける航空業界の力になりたい」と

7月上旬、ANA新千歳空港側に企画を盛り上げるため、グッズ制作を提案。

搭乗客らに配るステッカーを制作している。

ウミガメをデフォルメしたかわいらしい旅客機が、

千歳川のインディアン水車、札幌市時計台、さっぽろ羊ケ丘展望台のクラーク博士像の上を

飛ぶ3種類のデザインで、計1500枚制作する。

班長の貞野美結(みゆ)さん(17)は

「意見を出し合い、ひと目で北海道と分かるデザインを意識した。

道内外にアピールできる仕上がりになった」と話している。

 

 新型コロナ対策に伴う北海道の

緊急事態宣言延長が9日に決定したことを受け、

イベント内容は変更や縮小の可能性がある。(犬飼裕一)