北海道新聞 留萌版に乗っている記事ですが

 

JR留萌線の魅力、乗って再発見 貸し切り列車で往復ツアー ファンら廃線跡見学も

2021.08.23 19:30

留萌線の車内で沿線や鉄道に関する話題を紹介する沢尻さん(右)

 

 JR旭川駅発着の貸し切り団体列車で

留萌線(深川~留萌間)を往復するツアー「留萌線夏の物語」が23日行われ、

主に首都圏から訪れた鉄道ファンら13人が、

車窓越しの眺めを楽しみながら、北海道の鉄道の魅力を再発見した。

 

 

 JR北海道社員で3月まで旭川勤務だった、鉄道ファンの沢尻智尊さん(28)=室蘭市=が、

2年前から温めてきた趣味の企画を実現させた。

新型コロナウイルスの感染対策として、参加者を絞って密集を避けたり、窓を常時開けて換気したりした。

 

 日を浴びた田んぼの稲が黄金色に染まる中、沢尻さんは車内アナウンスを交え、

留萌線の歴史や沿線の積雪量などのクイズを出題。

一行は留萌で駅周辺を散策し、廃線跡を見学した。

初めて留萌線に乗ったという東京都町田市の会社員富田大揮さん(22)は

「新たな景色の風を肌で感じ、心の栄養になっている」と喜び、

「鉄道好きとして、コロナ下の鉄道会社を利用して支えたい」と話した。

 

 存続の危機にある留萌線について沢尻さんは、

「沿線には古き良き風景が残っている」とした上で「北海道の鉄路を守るために、

これからも個人としてさまざまな利用の機会をつくりたい」と述べた。

 

 また、留萌線沿線の空知管内沼田町の職員も参加し、

町が独自に進める留萌線中心のJR利用促進運動

「JRに乗り続け隊」への参加を呼びかけた。(星野真)

 

このツアーの運営者のツイッターがありますのでのせます