読売新聞 三重県 伊賀地方版に乗っている記事ですが

 

鉄道マン気分出発進行 近鉄青山町車庫 特急貸し切り、体験

2021.07.18 05:00

電車の運転に挑戦する森下さん(右、伊賀市の近鉄青山町車庫で)

 

 

 今年2月まで近畿日本鉄道で定期特急列車として活躍し、

8月にラストランを迎える「12200系」を、貸し切りで楽しむイベントが17日、

伊賀市の近鉄青山町車庫で開かれた。

7組11人が参加し、車庫内の線路で車両を走らせたり、ドアを開閉させたりして、

鉄道マン気分に浸った。

 12200系は1969年から、特急として運行され、オレンジと紺のツートンカラーで知られる。

 

引退を前にファンからイベント開催を求められていたことから、

「コロナ禍の中でも、ゆっくりと触れあってほしい」と、1時間1組(2人まで)に限定して企画した。

参加費は1人税込み12万2000円と高額だったが、募集開始5分で予約は埋まったという。

 

 この日、参加者は指導役の社員から運転方法を教わると、

運転席に腰掛け実際に片道約50mを往復。

自作のヘッドマークを車両に取り付け、記念撮影する人もいた。

 

 子どもの頃に家族旅行でよく利用したという、和歌山県橋本市の会社員森下和昭さん(55)は

「部外者ではできないことを体験できた。

ガクンと動き出した時は感動した」と話していた。

 

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