北海道新聞 南空知版に乗っている記事ですが

 

 

711系電車の塗装片をグッズに 岩見沢の保存会

2020.11.05.10:31

 大小さまざまな塗装片が入った「想い出の欠片」

保存展示されている711系電車

 

 【岩見沢】

市民グループ「岩見沢赤電保存会」は、市内で静態保存する711系電車(通称「赤電」)の

古い塗装の塊(塗装片)を鉄道グッズとして販売している。

車両は3年がかりでお色直しを終えたばかり。

売り上げは車両の修繕費にもなっており、今後はアート作品の販売も予定する。

 711系は道内国鉄(当時)初の電車で1968年デビュー。

市内栗沢町のレストラン「大地のテラス」で静態保存されているのは

80年製造の2両で、2015年の引退時にインターネットの寄付金により、

JR北海道から購入。現在は同会が補修を担っている。

 販売しているのは、老朽化で自然にはがれたほか、

再塗装する際、古い塗装をはがした時にでてきた厚さ5mm前後の「かけら」。

「捨てるのはもったいない。グッズにして活動資金を」とのアイデアから、

特徴的な赤やクリームの塗装片を瓶に入れ、

「想(おも)い出の欠片(かけら)」と名付けて17年に商品化した。

「これまで50個以上を販売した」という。

 現在は木のフレームに研磨した塗装片を貼り付けた作品の制作も進める。

来年にも販売開始予定。

羽鳥博史代表は「国鉄、JRと時代を駆け抜けた車両の魅力を塗装片を通じて

感じてもらいたい」と話す。「想い出の欠片」は

1個500円(税込み)で岩見沢市観光協会などで扱っている。(渡辺拓也)

 

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