北海道新聞 電子版に乗っている記事ですが

 

JR北海道、札幌圏の減便検討 来春のダイヤ改正で

2020.10.14 05:00 北海道新聞

旭川駅に止まっている、特急ライラックと 特急サロベツ

 

 

 JR北海道が、来春のダイヤ改正で札幌圏での減便を検討していることが13日、分かった。

新型コロナウイルスの感染拡大で需要減に歯止めがかからないため。

対象路線や減便数を今後詰めるが、通勤通学客への影響の少ない日中の時間帯を中心に調整している。

 

 札幌圏は

札沼線桑園~北海道医療大学、

函館線札幌~岩見沢、小樽~札幌

千歳・室蘭線白石~苫小牧、の4区間。

JRは需要減を受け、3月下旬から6月に都市間を結ぶ特急列車や札

幌圏でも一時的に減便したが、コロナ禍を受けてダイヤそのものを見直すのは初めて。

 

 地方に多くの不採算路線を抱えるJRにとって、札幌圏は全体の鉄道運輸収入の

5割強を占める稼ぎ頭だが、4~9月の線区別収支は前年同期比でほぼ半減した。

赤字額は線区別で最大の54億9200万円に上り、

利用の多い札幌圏の減便に踏み込んでコスト削減を図る必要があると判断した。

 

 減便対象は札幌圏のほか、利用の少ない地方路線、

札幌と他都市を結ぶ都市間の特急列車にも及ぶとみられる。(徳永仁、堀田昭一)

 

JR北海道プレスリリース

来春のダイヤ見直しについて

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201014_KO_kaisei.pdf

新駅設置を正式発表 札沼線あいの里公園~石狩太美間 JR北海道

2020.10.14 19:04 北海道新聞

 

 

 JR北海道は14日、石狩管内当別町の

札沼線あいの里公園~石狩太美間に新駅を設置することを正式に発表した。

2022年4月にも開業する。

道内在来線の新駅は02年の函館線流山温泉駅(渡島管内七飯町)以来。

 

 新駅は当別町と同町に製造拠点を置く菓

子製造販売ロイズコンフェクト(札幌)がJRに設置を求めた請願駅。

工事費は非公表で、同町とロイズコンフェクトが負担し、JRは原則負担しない。

建設地は同町当別太でロイズふと美工場の約300m南。

無人駅の予定で名称は未定。(榎本雅也)

 

JR北海道プレスリリース

札沼線あいの里公園・石狩太美間新駅の設置について

 

 

当別にJR新駅設置 方針決定 22年4月にも開業

2020.10.14 05:00 北海道新聞

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201014_KO_New%20station.pdf

当別にJR新駅設置 方針決定 22年4月にも開業

 JR北海道は、石狩管内当別町の札沼線に新駅を設置する方針を決めた。

国土交通省の認可を経て、あいの里公園~石狩太美間に2022年4月にも開業する。

当別町と同町に製造拠点を置く菓子製造販売ロイズコンフェクト(札幌)がJRに請願してきており、

両者が整備し、JRが原則建設費を負担しない「請願駅」として開設する。

道内での在来線の新駅は、02年の函館線流山温泉駅(渡島管内七飯町)以来20年ぶり。

 

 新駅予定地は当別町当別太で、ロイズふと美工場の約300m南。

駅舎やホームをロイズ、バス乗降場や駐車場を備えた駅前広場を

当別町がそれぞれ整備する。駅名は今後決め、JRは無人駅として運用する。

 

 当別町は、JR札幌駅まで約30分という新駅の利便性を生かし、周辺の開発を進める。

新駅と、ロイズふと美工場を結ぶ自動走行バスなど

第5世代(5G)移動通信システムの構築や、観光農園などの誘致、

宅地造成などで観光客や移住者の増加を目指す。

町はこうした構想を、14日に開く住民説明会で示す見通しだ。

 

 新駅を巡っては、JRが今年1月、町側から設置の要望書を受理。

今春以降、国交省北海道運輸局や道、町などと協議を重ねてきた。

(水野可菜、酒井聡平)

 

請願駅とは?

地元自治体や企業などの要望で設置する駅。整備費を地元が原則負担する。

国鉄が民営化された1987年以降、道内では、千歳線サッポロビール庭園駅(恵庭市)や、

函館線ほしみ駅(札幌市)などが整備された。

国交省によると、認可条件の一つに安定的経営があるため、

近年、人口減が進む地方での開設は珍しい。