北海道新聞 旭川版に乗っている記事ですが

 

腕木式信号機“化粧直し” 幌加内、旧沼牛駅 保存団体がペンキ塗り

2020.10.13 05:00

 

 

幌加内

幌加内町内下幌加内の旧深名線沼牛駅で、腕木式信号機のペンキ塗りが行われた。

町民有志らによる駅舎保存団体「おかえり沼牛駅実行委員会」が主催し、

町内外の会員4人が参加した。

 

 沼牛駅の駅舎は深名線が廃止された翌年の1996年、

近所で当時ソバ農家を営んでいた実行委の坂本勝之委員長(78)が町から譲り受けた。

実行委がクラウドファンディングで資金を募り、2016年に改修した。

 

 腕木式信号機は、昭和の時代まで道内で使われていたもので、

18年に道内の鉄道愛好家から譲り受けた。

高さ5・3mの鉄製で、レバーを引くと、腕木に付いた赤と青の信号灯レンズを

入れ替えることができる。

 

 信号機のペンキ塗りは10日に行い、7月に塗ったさび止めの上から、

白や黒のペンキをむらなく塗り重ねた。

25日には電気配線を地中に埋めて信号を設置し、点灯式を行う予定。

旭川市の会社員田中基博さん(35)は

「いよいよ完成。腕木が動くか心配だが、点灯が楽しみ」と話した。(宗万育美)

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