RCC(中国放送・TBS系)と広島電鉄の共同プロジェクトなのですが

 

被爆電車特別運行プロジェクトを実施します

 

被爆電車特別運行プロジェクトは、

被爆70年プロジェクトの一環として2015年にスタートし、

5年間で約2,700名の方にご参加いただきました。

 

被爆75年となる2020年も、引き続き取り組みを実施することで、

検討を進めておりました。

 

 

 

しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、主催者で協議を重ねた結果、

参加者の皆さまに安全に乗車体験をしていただくことは困難であるという判断に至り、

これまで同様の一般参加者の乗車体験は中止することになりました。

 

しかし、このコロナ禍だからこそ、

被爆の惨禍から復興を遂げた「653号」を広島市内で走行させ、

その模様をネット配信し、国内外に向けて「平和」を発信いたします。

 

被爆電車とは

広島電鉄には1945年8月6日、広島に投下された原爆の被害に遭いながらも、

その原型を留めている車両が現在3両在籍しています。

そのうち2両(651号・652号)は現在も現役でお客さんを乗せて走行しています。

被爆電車運行プロジェクトでは江波付近で被爆した653号が広島市内を走ります。

 

【653号】

 

653号

被爆電車運行プロジェクトで使用している653号は、

1942年に製造された広電生え抜きの車両。

当時としては大型車両かつエアブレーキなど最新の設備を搭載した近代的な車両でした。

1945年8月6日、江波付近で被爆し大破。

1945年12月に復旧した後は、ワンマン化、冷房機器、ICカードリーダーなど

時代に合わせた改修を受けながら、市民の足として走り続け、

2006年、営業運転から引退しました。

その後、車庫で保管されていましたが、2015年、被爆70年の取り組みとして

被爆当時の車体の色を再現し、復帰。

ご応募いただいたお客様を乗せて原爆の被害や

、広島の復興の様子を車内で上映しながら走行してきました。

被爆電車運行プロジェクトで、ご乗車いただいたお客様は

2015年~2019年の5年間で2,700名。

平和を伝える重要な語り部として今年も広島市内を走ります。

 

【1】2020年8月6日(木)

江波車庫(13:00)→原爆ドーム前(13:20頃)→仙田車庫(13:40頃)→広島駅(14:10頃)

被爆電車653号は、1945年8月6日、江波付近で被爆しました。

毎年、式典への参列者を運ぶことを優先するため、

653号の運行は8月6日を避けて行っていましたが、

今年は式典への参列者が制限されるため、8月6日当日の653号広島市内走行が実現。

75年前のあの日、653号が実際に被爆した江波車庫前から出発し、

復興した広島の街を走ります。

 

【2】2020年8月9日(日)

広電本社前(13:00)→原爆ドーム前(13:15頃)→

西広島駅(13:30頃)→広島駅(14:10頃)

被爆直後、広島電鉄が広島市内での走行を再開したのが被爆から3日後の

1945年8月9日でした。

この日は長崎の原爆の日でもあり、平和を伝える被爆電車にとって重要な意味をもつ日。

1945年8月9日当時の走行区間は己斐(現在の西広島駅)~西天満町(現在の天満町)。

2020年8月9日は当時の走行区間を含むルートを653号が走ります。

※ご乗車いただくことはできません

 

という事で、昨日で、広島に原爆被害にあってから75年たちます

そして、広島電鉄が広島市内での走行を再開したのが被爆から3日後の

1945年8月9日とのことです、その間、広島復興の足となっていますね

 

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