北海道新聞 空知版に乗っている記事ですが

 

札沼線の歴史を映像に 浦臼、月形町が制作 9月の完成目指す

2020.06.27 05:00 北海道新聞 空知版

最終運行で月形町内を走る札沼線の列車=4月17日、本社ヘリから(玉田順一撮影)

 【浦臼、月形】

浦臼と月形の両町は共同で、5月に廃止となった

JR札沼線北海道医療大学~新十津川間の記録映像を作成している。

85年にわたる同線と両町の歴史を残そうと昨年から始めた2カ年事業で、

9月末までの完成を予定する。

 

 浦臼町が発案した。

制作は札幌の映像会社に委託し、写真や古いフィルムの提供、

インタビュー対応などで職員や両町民が協力している。予算は2年間で両町各165万円。

 

 札沼線の歴史や沿線両町の風景、イベントなどを約30分にまとめる。

2019年度は映像会社のスタッフが、同線の乗車がコースに盛り込まれた

「うらうす友だちマラニック」や、毎年恒例の「つきがた夏まつり」、

沿線4町の5駅をアイスキャンドルで彩った「エキアカリ」などを撮影。

4月17日の同区間ラストランでもカメラを回した。

 

 完成後については、浦臼町は新型コロナウイルス感染防止に

配慮した上での上映を模索、月形町は学校教材としての活用も考える。

浦臼町は「いつか札沼線を振り返るときのために残しておければ」、

月形町は「町の歴史の一部として活用できれば」と話している。(勝間田翔)