北海道新聞に乗っている記事ですが

 

札沼線「北海道医療大~新十津川」 最終運行25日に前倒し JR検討

2020.04.11 05:00 北海道新聞

 

 JR北海道は10日、5月6日の営業を最後に廃止予定の

JR札沼線北海道医療大学~新十津川間の最終運行日を、

連休が本格化する前の4月25日に前倒しする検討を始めた

 

5月6日までの大型連休中に道内外の鉄道ファンが沿線に押し寄せ、

新型コロナウイルス感染拡大の危険性が高まることを避けるため。

最終列車の乗客は沿線の4町民限定にする方向で調整する。

 JRは最終運行に関する案を沿線の

空知管内の月形町、浦臼町、新十津川町、石狩管内当別町に伝えており、

感染拡大などの状況を踏まえた上で、最終運行日を近く判断する。

 関係者によると、案は

《1》5月2~5日は全席指定で運行し、

   同6日に沿線4町民だけが乗車できる最終列車を運行

 

《2》4月24日まで通常運行し、同25日か5月6日に4町民限定の最終列車を運行

   ~など。

 

 JRはすでに5月2~6日の5日間、札沼線石狩当別~新十津川間を

全席指定にして、列車内の混雑を緩和させることを発表しているが、

指定券はまだ販売していない。

 

 連休中は鉄道ファンが沿線駅に車で駆け付け、列車を撮影したり、

駅舎に集まったりすることも予想され、JRは全席指定にするだけでは、

感染拡大を防ぐことは困難とみて、最終運行日前倒しの検討に入った。

 

 また、最終列車の乗客を4町民限定にすることで、

長年愛されてきた列車を地元住民だけで静かに見送ることにし、

列車内の混雑を緩和したい考えだ。

ただ、昨年3月末のJR石勝線夕張支線の最終運行では、

駅ホームが鉄道ファンらで大混雑した。

札沼線でも最終日に最終列車を見送る人が殺到することも想定される。

 

 JRは今後、感染拡大防止のため、地元外から来ることを自粛するよう呼び掛ける考えだが、

どこまで効果があるかは未知数だ。

沿線各町には「八十数年の歴史ある鉄道。

最終運行日の前倒しはあまりにも寂しい」との思いの一方、

「人が殺到し、感染が広がるのが怖い」との声もある。

 最終運行に向け準備を進めてきたある自治体の首長はJRに対し

「感染防止策を強化した上で、約束した6日まで運行してほしい」と要望している。

(徳永仁、本庄彩芳、坂口光悦)

 

という事で、これは、鉄道ファンの行動にもかかってきていますね。