読売新聞 三重県伊賀地区版に乗っている記事ですが

 

伊賀鉄・比土に副駅名 次は~「バンブー・ボルダリング前」

2020.04.06 05:00 

 

副駅名を記した駅名標を披露する竹内さん(伊賀鉄道比土駅で)

 伊賀鉄道は5日、伊賀線(忍者線)比土(ひど)駅に、

副駅名「バンブー・ボルダリング前」を付け、新しい駅名標を除幕した。

駅前のクライミングジム「バンブー・ボルダリング」を経営する

竹内幸治さん(38)(名張市)が、月2万円の広告料を支払う。

竹内さんは「伊賀線の利用者と競技人口の増加につなげたい」と話している。

 

 伊賀線の副駅名は四十九(しじゅく)駅の「イオンタウン伊賀上野前」、

茅町(かやまち)駅の「ライフラインの上野ガス」に続き3例目。

契約期間は1年間で、個人経営の店舗との契約は初めて。

 バンブー・ボルダリングは2016年4月、伊賀市平野中川原にオープン。

名張市出身で奈良県の会社に勤めていた竹内さんが、

クライミングの魅力を伊賀地域に広めようと起業した。

ところが昨年4月末、原因不明の火災でジムが全焼。

比土駅前にあった自動車整備工場跡の空き物件に移転し、10月に再開した。

 除幕式では、竹内さんが

「20年前、県立上野高生の私も通学で伊賀線を使っていた。

副駅名にしてもらえたのは光栄」と語り、岡本栄・伊賀市長、

山名敏勝・上野市(忍者市)駅長と一緒にひもを引き、幕を落とした。

ジムのロゴマークが副駅名の前に入った駅名標を見て、笑顔を見せた。

 比土駅は、大きな施設が周囲になく、1日の乗降客は約20人。

ジムには3歳から60歳代の約60人が通っており、大半が伊賀、名張市の住民といい、

今後、伊賀線で通う人の利用料金を割り引くなどして、伊賀鉄道との相乗効果を狙う。

 ジムは月曜休み。平日は午後4~11時、土日と祝日は午後1~8時に営業。

一般男性で1回2200円、月会員1万円など、年齢層と性別で料金設定している。

問い合わせはバンブー・ボルダリング(0595・51・8924)。