快速エアポート

北海道新聞に載っている記事ですが

新千歳空港駅移転、拡大 HKK連合とJR 30年完成へ検討

2020.01.04 05:00 北海道新聞

 

 

 道内7空港民営化で運営権を取得した北海道空港(HKK、札幌)を中心とする企業連合とJR北海道が、

新千歳空港駅を移転、拡大する検討を進めていることが分かった。

現駅から数百m西側で、国際線ターミナルビル近くの地下に造る案が有力。

輸送力の大幅な増強が目的といい、

関係者は北海道新幹線札幌延伸前の2030年までの完成を目指したいとしている。

■ホーム増設 2面以上に

 現在の駅は国内線ターミナルビルの地下で、一つのホームの両側に線路がある「1面2線」。

関係者によると、新駅は「2面4線」以上とし、ホームの長さを現駅よりも延ばして

現在の快速エアポート(6両編成)より長い列車も停車できるようにする。

 現駅は、南千歳駅で千歳線本線から分かれた「盲腸線」の行き止まりにある。

国土交通省は18年、空港利用者の利便性向上のため、現駅を千歳線本線に組み込み

苫小牧側に貫通させるほか、石勝線ともつなぐ大規模改修の検討に着手。

現在単線となっている南千歳~現駅間の複線化も検討している。

新駅設置は、これに連動して進める方向だ。

 JRによると、18年度の現駅の1日平均乗車人員は、開業した1992年度比1・8倍の約1万7800人。

20年度からの道内7空港民営化で、HKKを中心とする企業連合は

新千歳でさらなる新規就航や増便を計画しており、駅利用者も一層増えることが予想される。

このためHKK連合とJRは昨年秋ごろ、新駅に関する協議に着手。

HKK幹部は「1面2線で快速エアポートが6両しか止まれない現駅では今後、

鉄道利用者を収容しきれなくなる。新駅は不可欠」と話す。

 総事業費は、千歳線・石勝線の大規模改修を含めて1千億円を超える見通しで、

新駅や路線改修の具体的な内容、HKK連合を含めた費用負担のあり方などについて今後協議を進める。

経営難のJRがどの程度負担できるかが焦点。

新千歳空港敷地内の分については、国の特別会計で、HKKなどの企業連合が

国に支払う運営権対価約2920億円が、繰り入れられる空港整備勘定の活用が見込まれている。

(石井努)

という事で、この話は、私のブログで2018年5月に取り上げていますね