読売新聞 西部本社(福岡市)版に乗っている記事ですが

熊本バス5社 共同経営…21年度にも 過疎地の路線維持目的

2019.12.29 05:00 読売新聞 西部本社(福岡市)版

 

 熊本県内の乗り合いバス事業者5社が、共同経営を行う方針で合意したことが分かった。

現行の独占禁止法では、バス事業者の共同経営は不当な取引制限(カルテル)にあたる恐れがあるが、

独禁法の規制を一部除外する特例法の制定を見込み、早ければ2021年度の実現を目指す。

人口減が進む地方で住民の「足」の確保が課題となる中、実現すればモデルケースとして

注目を集めそうだ。

 

 5社はいずれも熊本市に本社を置く

九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バス。

関係者によると、5社は事業形態のあり方を検討。

路線の調整・合理化を中心とした共同経営が最適と判断した。

 具体的には、各社が重複して運行する市中心部の同一路線から

一部の社が撤退する代わりに、運行を担う会社が運賃収益をプールし、

各社に分配する仕組みなどが想定される。

余裕が生じた運転手やバスなどの経営資源を過疎地の路線維持などに充てる。

 地方の路線バス事業を巡っては、全国で約3分の2の事業者が赤字とされる。

政府は再編を促すため、19年6月に閣議決定した「成長戦略実行計画」で、

一定の要件を満たした場合、乗り合いバス事業者などの合併や

共同経営に独禁法を適用しない旨を規定した特例法の制定を打ち出していた。

 

熊本県内の路線バスは

 

県内最大手の、九州産交バス とその分離子会社産交バス

熊本電気鉄道、熊本バス

熊本市営バスが民営に転換した、熊本都市バス

という会社構成で

 

熊本市内などでは、同一路線に複数の会社が、

重複して運行しているようですから、このような取り組みを行うそうですし

調べてみた所、熊本都市バスは

慢性赤字運営で、無駄が多い熊本市交通局の受け皿として

九州産交バス、熊本電気鉄道、熊本バスの共同出資の会社として、設立したそうです