北海道新聞HPに乗っている記事ですが

「ウインターキャラメル」再復活へ 創業家ひ孫の古谷さん、20年にも発売

2019.08.29 16:00 北海道新聞

 

 

ウインターキャラメルの復刻版

 

 1931年(昭和6年)に発売され、道内で人気商品だった

「フルヤのウインターキャラメル」が、来年にも復活する。

84年に製造会社が倒産して以降、創業者の孫らが一時販売を再開したが、

現在は製造中止となっていた。

今回復活に挑むのは、創業者のひ孫で

チョコレート専門店「ショコラティエマサール」(札幌)を経営する古谷健さん(43)。

「当時の味を再現したい」と意気込む。

 ウインターキャラメルは、製造会社の古谷製菓が31年に冬季限定で販売し、

スキー場や冬山でも硬くならない軟らかさから多くの人に親しまれた。

古谷製菓倒産後も商標を買い取った他社が一時販売したが、休止に。

2010年に健さんの父の勝さんが「味を残したい」と冬季限定で発売した復刻版も、

13年に製造委託会社が倒産し、再び製造休止となった。

勝さんは15年に73歳で亡くなった。

 健さんは「父が販売再開にこだわったフルヤの味を何とか形にしたい」と

販売再開を決意。製造を委託できる工場探しは難航し、自社製造することにした。

 課題もあった。チョコ専門店の自社で製造するには、

キャラメルを切断できる2千万円以上する機械の導入が必要だった。

なかなか導入に踏み切れなかったが、北洋銀行の支援も受け、

6月、キャラメルの復刻版製造の事業が国の「ものづくり補助金」に採択され、機械導入に道が開けた。

 今冬の機械導入後、試作品作りを始め、1年後の発売を目指す。

乗り越えなければならない壁は多い。

当時のレシピは残っているが、今は使えない原料もあり、

新たな素材探しもしなければならない。

かつての味の再現に向け、当時の従業員の力も借りるつもりだ。

 健さんは「父も復刻版を出す時は試行錯誤していた。

フルヤの味を再現するだけでなく、チョコ専門店らしさを出した新たな味も提供したい」と話した。

(堂本晴美)

 

昔のウインターキャラメルの箱

 

あとこちらも復活してほしいですね(昔の書き方で、右から読みます)