北海道新聞に載っている記事ですが

道の駅「あびらD51ステーション」にSL移送 安平

2019.06.14 10:47 北海道新聞

 

  町民が見守るなか、市街地を通って運ばれる

SL「D51 320」=13日午後9時30分、JR追分駅前(伊丹恒撮影) 

 

動画 デゴイチ 夜のドライブ 安平で移送作業

 【安平】

胆振管内安平町は13日、同町追分地区の旧鉄道資料館に保存している

SL(蒸気機関車)「D51 320」を

今春開業した、道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」に移送した。

国内最後のSLが運行したことで知られる「鉄道のまち」のシンボルが、

町の新たな目玉施設で展示される。

 「D51 320」はかつて、夕張などから石炭を運ぶ機関車の基地「追分機関区」として栄えた町

追分地区(旧追分町)を走り、町内で40年以上保存されてきた。

長さ約11m、高さ約4m、重さ約70t。

本年度日本遺産に認定された、空知の炭鉱、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾とそれらを結ぶ

鉄道からなる産業遺産「炭鉄港」の構成文化財にも登録されている。

 13日は昼間に、多くの鉄道ファンらが見守る中、

レールの上に載ったSLをクレーンで釣り上げ、トレーラー車に積載。

町職員らが「令和」と記されたヘッドマークを「D51 320」のナンバープレートの下に取り付けた

トラブルを避けるため交通量の少ない午後9時に旧資料館を出発。

時速約30キロで市街地や国道を通り、1時間余りかけ、約4キロ離れた道の駅の敷地内に到着した。

14日に道の駅に併設した新しい鉄道資料館の内部に設置する予定。

(千葉佳奈)