レスポンスに乗っている記事ですが
キハ40形に代わるH100形量産車を新製、
快速『エアポート』は毎時5本態勢に…JR北海道2019年度の事業計画
2019.03.30 06:45 レスポンス
量産が決まった H100形 気動車
JR北海道は3月29日、2019年度の事業計画を発表した。
2030年度に予定されている北海道新幹線札幌開業に際して経営自立を目指すという、
国土交通省からの監督命令の下に、経営基盤の強化などを図るとともに、
2019年度は持続可能な交通体系を構築するための「第1期集中改革期間」の
初年度にあたることから、利用が少なく鉄道を持続的に維持する仕組みを構築する必要が
ある線区では利用促進やコスト削減を、鉄道よりも他の交通機関が適しているとする線区については
「地域の足となる新たなサービスへの転換」を進めるとしている。
第1期集中改革期間では2020年度まで国から400億円の支援を、受けることになっているが、
第2期集中改革期間に入る2021年度以降の支援については、2019~2020年度の
実績を検証したうえで、支援継続に必要なJR会社法の改正法案を国会へ提出することを
検討するとされていることから、JR北海道では
「監督命令を重く受け止め、経営自立へ向けた取り組みを着実に実行していく」としている。
持続可能な交通体系を構築については、4月1日には石勝線夕張支線(新夕張~夕張)が、
2020年5月7日には、札沼線(学園都市線)北海道医療大学~新十津川間の廃止が決定しているが、
日高本線(鵡川~様似)については、「引き続き他の交通機関との代替も含めた協議を推進する」、
留萌本線(深川~留萌)については、
「バス等への転換について地域のご理解が得られるように協議を進める」、
根室本線(富良野~新得)については
「最適な公共交通ネットワークに関するご相談を継続し、
地域の皆様のご理解が得られるよう取り組む」としている。
車両面では、安全性と利用促進を考慮して老朽車両の置換えを推進。
キハ40形気動車を置き換えるため、2018年2月に試作車が登場している
H100形気動車量産車や261系特急型気動車の新製、731系電車の重要機器置換えを実施する。
冬期の除雪対策としては、ラッセル気動車の新製や除雪機械の更新を行なう。
また、7~9月にはJR東日本からトロッコ列車『びゅうコースター風っこ』を、
2020年5~8月には東京急行電鉄(東急)から『THE ROYAL EXPRESS』を
借り受けて観光列車の運行を予定しているが、
JR北海道でも観光列車に使用できる多目的車両キハ261系5000番台(仮称)の新製に着手する。
在来線の輸送については、引き続き札幌圏で重点的に増強され、快速『エアポート』の毎時5本化を実施。
札幌開業時に鉄道事業における収益の柱となることが期待されている
北海道新幹線では、青函トンネル内の200㎞/H走行に必要な軌道整備や運行管理システムの改修、
貨物列車の誤進入防止システムの開発などに取り組むとともに、札幌開業時の停車駅となる
函館本線長万部駅(長万部町)や倶知安駅(倶知安町)では支障移転工事を実施。
札幌駅(札幌市北区)のホーム設計も進められる。
サービス面では新幹線IC乗車サービスの導入なども図られる。
このほか、2020年4月に白老町に民族共生象徴空間『ウポポイ』がオープンすることに伴ない、
白老駅に停車する特急を増発することを検討。
QRコードを活用した乗車券類の発売や「話せる券売機」の拡充など、旅客の利便性向上にも努める。
10月には運賃改定を予定しており、鉄道事業法上での手続きを進めるとしている。
という事で、H100形が量産されることは決まったようです
JR北海道2019年度事業計画の全文は、下記のリンクから見られます。
http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190329_KO_Jigyo.pdf