北海道新聞 帯広版にのっている記事ですが

昭和漂う旧上厚内駅舎 窓や除雪用具など70点 浦幌で21日まで資料展

2019.04.04 05:00

 

旧上厚内駅の雰囲気を伝える回顧展

 【浦幌】2017年3月に廃止されたJR旧上厚内駅の駅名板などの

資料を展示する「上厚内駅回顧展」が、町立博物館で開かれている。

 旧上厚内駅は1926年(大正15年)開設。53年完成の木造駅舎が

廃止まで使われ「昭和のたたずまいを残す数少ない駅」として鉄道ファンに人気だった。

 会場には、紺地に白字で書かれたホーロー製駅名板、ドア、窓、除雪用具など70点を展示。

同駅を訪れた人が書きつづった「駅ノート」7冊も並ぶ。

 十勝の鉄道史に詳しい同博物館の持田誠学芸員は、「上厚内駅は端正な木造駅舎で人気があった。

昔の駅の雰囲気を味わうことで、当時の記憶やエピソードを、思い出してもらえれば」と話している。

 同博物館は町民や来場者から、駅ゆかりの品や写真などを募集していて、会場に随時展示する。

入場無料。21日まで。

問い合わせは同博物館(電)015・576・2009へ。(岩瀬貴弘)