政府は1日午前11時半すぎ、「平成」に代わる新たな元号が

「令和(れいわ)

 

決定したと発表した。菅義偉官房長官が記者会見で明らかにした。

 

 最初の元号とされる645年の「大化」から数えて248番目。

新元号を記した政令がきょう公布され、5月1日に施行。

同日の午前0時に元号が切り替わり、皇太子さまが新天皇に即位される。

 

 「令和」の出典について菅官房長官は、

首相官邸HPにのっている内容ですが

 

元号を改める政令及び元号の読み方に関する内閣告示について

 先ほど、閣議で元号を改める政令及び元号の読み方に関する

内閣告示が閣議決定をされました。

 

新しい元号は「令和」であります。

 

 この新元号については、本日、元号に関する懇談会と

衆議院及び参議院の議長及び副議長の御意見を伺い、

全閣僚において協議の上、閣議において決定したものであります。新

元号の典拠について申し上げます。

「令和」は万葉集の梅の花の歌、三十二首の序文にある、

「初春の令月にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前の粉を披(ひら)き

 蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す」から

引用したものであります。

 

出典は内容ですが『万葉集』巻五の

出典:ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/令和

「梅花謌卅二首并序(梅花の歌 三十二首、并せて序)」にある一文。

以下に、原文、書き下し文、現代日本語訳の一例、および、題詞を表す。

 

《原文》 ※約物は後世に調整された形。※太字は新元号に採用された字。

于時、初春月、氣淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。

 

《書き下し文》 ※ここでの読みは文語とする。

時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。

(ときに しよしゅんの れいげつにして きよく かぜ やはらき 

うめは きやうせんの こをひらき らんは はいごの かうを かをらす)

 

 

《現代日本語訳の一例》 ※太字は新元号に直接関わる語。

時は、春の初めの月という、何をするのにもいい季節で、空気はよく、風はやかで、やわらかくて

梅の花は、鏡の前できれいにお化粧をする美人の女の人のように花が咲き

蘭の花も、きれいな服を着ていて、花見の席で、いい香りを振りまいている

という意味だそうです

 

この後、安倍晋三首相は記者会見を開いて談話を発表し、

令和について「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ、

という意味が込められている」と説明した。

出典とした万葉集に関しては

「我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書だ」と述べた

 

という事ですが、「令」

一部で、冷たいとか、命令形が嫌だという意見もありますが

嬢などのように、きれいな人を指すそうです。

 

あと「令」の字ですが、書体によって2通りありますね

 

特に「」のように、下の部分が「今」の漢字は

小学校でこの漢字から習ってそのまま大人になっても使う人がいますが

今回発表された「」でも間違えではないそうです。

ですので、どちらでもいいそうなので、片方を間違えであるという、批判をしないようにしましょう