北海道新聞に乗っている記事ですが
夕張支線127年の歴史たどる 廃止前に学習会と散策会
2019.03.23 18:22 北海道新聞
夕張支線沿線を徒歩や列車で巡った参加者ら=JR清水沢駅
【夕張】JR石勝線夕張支線(新夕張~夕張、16・1㎞)が今月末に運行最終日を迎えるのを受け、
夕張市内で23日、夕張支線127年の歴史をたどる市民学習会と、沿線を徒歩や列車で巡る催しが開かれた。
学習会は、市民団体「夕張地域史研究資料調査室」(夕張)が主催し、約40人が参加。
映像や写真などで鉄路の歩みを振り返った。
支線は1892年(明治25年)石炭輸送のため開業した。
蒸気機関車が、石炭専用貨車セキを引く様子など往時の映像に、来場者が「懐かしい」と見入った。
石炭専用貨車セキ セキ7000
JR北海道から市に派遣されている佐藤元(はじめ)さん(44)が講師として、支線では国内最後となる
1975年まで、SLが運行されたことや、廃止後の市内の公共交通などについて解説した。
市内在住の山田道子さん(86)は「廃止は時代の流れ。
あらためて学ぶいい機会になった」と話した。
一方、一般社団法人清水沢プロジェクト(同)は月に1回開く催し「清水沢まちあるき」を開催。
今回は鉄路廃止に向け「鉄道のある風景を体に焼き付ける」がテーマ。
市民ら18人が清水沢~南清水沢間周辺を、
往路は徒歩、復路は列車で散策した。(藤田香織里)