北海道新聞 根室版に乗っている記事ですが
「いつもの列車」観光好評 根室行き平均乗客18.6人
2019.03.09 12:56
花咲線のハマナスと雪を表現した「地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン」車両
【根室】
JR北海道は8日、昨年6月に始めた花咲線(釧路~根室間)普通列車の一部を観光列車として運行する
「いつもの列車で観光気分」の今年2月までの利用実績を発表した。
対象となる釧路駅午前8時18分発根室行きの乗客は18.6人(1日平均)、
根室駅午前8時22分発釧路行きは16.8人(同)で同社は「予想以上の評判をいただいた」と評価している。
「いつもの列車で観光気分」は、景勝地での低速運行やスマートフォンの音声アプリによる見どころ解説、
ご当地弁当の出張販売などを通じて観光列車としても、活路を見いだそうとする取り組み。
JRは17年度以前に同時期の対象車両での利用実績をまとめていないため、取り組みがどれだけ
利用者増につながったかは不明としている。
市内で同日開かれた花咲線沿線観光振興協議会の総会でJRが発表した。
音声アプリのダウンロード数は1121件、
ご当地弁当の販売個数は、
タイエー(根室市)の「やきとり弁当」と「焼きさんま寿司(ずし)」が計237個、
氏家待合所(厚岸町)の「かきめし」が325個だった。
4月26日からは厚床フットパスの紹介など音声ガイド区間を、上下線でそれぞれ3地点増やす。
JR北海道の萩原国彦釧路支社長は
「(今回の取り組みを通じて)沿線自治体などから利用者が増えたと聞いている。
これからも花咲線の利用促進、交流人口の拡大に努めていきたい」と話した。
(今井裕紀)
詳しくはJR北海道HP
「~いつもの列車で観光気分~ 花咲線の新しい楽しみ方」をご覧ください。