北海道新聞に載っている記事ですが

携帯バッテリー、街中レンタル 北ガス・IT企業が実証事業 駅などで受け取り返却

2019.02.07 05:00 北海道新聞

 

 北海道ガス(札幌)とIT関連会社「GREEN UTILITY(グリーン・ユティリティー)」(東京)は

スマートフォンなどの充電用モバイルバッテリーを有料で貸し出す事業に乗り出す。

駅や飲食店に専用ステーションを設置し、事前に会員登録すれば

そこで自由に借りたり返却したりできる仕組み。

12日から3月末にかけて実証事業を行った上で本格実施に踏み切る構えで、

観光客の利便性向上や災害時の「充電難民」対策に一役買う。

 実証事業は、札幌、新千歳空港、桑園のJR各駅や大通ビッセのほか、

北ガスと電力契約を結ぶ商業施設など約40カ所に

モバイルバッテリーをレンタルできるステーションを設置。

利用者は専用アプリをスマホにダウンロードし、

クレジットカード情報など会員登録すれば利用できる。

 アプリで最寄りの専用ステーションを探し、そこでスマホをQRコードにかざせば、

モバイルバッテリーを取り出すことができる。

料金は1日につき初回15分間まで無料で、それ以降は基本的に1時間あたり100円。

借りた場所以外のステーションに返却することも可能だ。

利用開始から5日間たっても未返却の場合、利用料金に加え3千円が引き落とされる。

 事業は、電力小売りに参入した北ガスが新サービスの一環として企画。

長野県白馬村などで同様の事業を展開し、新たな事業モデルで成長を目指す

スタートアップ企業として知られるGU社が協業に応じた。

 北ガスは「持ち運べる北ガスの電気」としてPRし、胆振東部地震後の全域停電(ブラックアウト)時のような

災害時の充電対策にもつなげたい考え。

同社が一般向けサービスでスタートアップ企業と協業するのは初で、

「実証事業でニーズを把握して本格実施を目指す。

災害に強いまちづくりにも貢献したい」としている。(栗田直樹)