2018年 新語・流行語大賞 特設サイトに載っている記事ですが

 

 

そだねー ロコ・ソラーレ

 

登壇者:本橋 麻里さん(ロコ・ソラーレ代表理事)

 

オリンピックの競技観戦で、癒されるということがこれまであっただろうか。

氷上のチェスといわれるカーリング。

研ぎ澄まされた頭脳と技術で削り合う攻防戦のなか、

選手の間でいったいどれほど緊迫した議論が交わされているのだろうと

耳を傾けると、聞こえてくるのは

「そだねー」の声。

休憩時間にはピクニックとも、みまごう円になっておやつを食べる「もぐもぐタイム」。

このことばが日本にあたたかな風を吹き込んた。

不寛容な時代といわれSNSでの反応を過剰に気にして疲弊する昨今、

オリンピック平昌大会で銅メダルを獲得したトップアスリートから

発せられるのんびりとしたやりとりはほっとするひと時をもたらしてくれた。

マイペースで仲間を尊重し合いながらスペシャルな結果を出す、

平成世代の実力を見せつけてくれた。

 

 

オリコンニュースに乗っている記事ですが

 

2018新語・流行語大賞は「そだねー」 トップ10に

「おっさんずラブ」「eスポーツ」など

2018.12.03 17:00

その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の

『2018 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が3日に発表され、

平昌五輪の女子カーリングで銅メダルを獲得した日本女子チームの

掛け声「そだねー」が年間大賞に決定した。

そのほか、トップ10には「eスポーツ」「(大迫)半端ないって」

「おっさんずラブ」「ご飯論法」「災害級の暑さ」「スーパーボランティア」

「奈良判定」「ボーッと生きてんじゃねえよ!」「#MeToo」が選ばれた。

年間大賞の「そだねー」は、

カーリング日本女子「ロコ・ソラーレ北見」のメンバーが試合中に交わした言葉で、

北海道独特のイントネーションで注目を集めた。

「氷上のチェス」とも呼ばれ、高度な戦略が必要なカーリング。

そのため、どこのストーンをどうショットするかなどを、

試合中にチームで会議を行い、その戦術の工程もテレビで中継された。

その中で、LS北見の本橋麻里選手、鈴木夕湖選手、吉田夕梨花選手、

吉田知那美選手、藤澤五月選手らは

「こっちいってみよっか?」「そだねー」「ナイスー!」など

北海道特有のイントネーションによる穏やかな口調で作戦会議を行い、

見事に銅メダルを獲得した。

 

 授賞式に登壇した本橋選手は「ちょっと笑っちゃう。

『私たちでいいのかな?』って気持ち」と満面の笑み。

「試合中は、ポジティブな言葉を発するという決まりがある。

その通過点として(受賞できて)とてもうれしく思います」と喜ぶ一方、

「北海道の人に聞くと『普通(の言葉)だよね』って言われます」と、

地元の反応も明かしていた。

 

 同賞事務局は「オリンピックの競技観戦で、

癒されるということがこれまであっただろうか」

「不寛容な時代といわれSNSでの反応を過剰に気にして疲弊する昨今、

オリンピック平昌大会で銅メダルを獲得したトップアスリートから

発せられるのんびりとしたやりとりはほっとするひと時を

もたらしてくれた」と評価した。

 

 また、選考委員の言語学者・金田一秀穂氏は

「『そだねー』がイチオシである。何より、作られた言葉ではなく、

自然に生まれた言葉であるので、ワザとらしさがない。

当たり前の心がこもっている。北海道アクセントの温かみがある。

地についている。スポーツ選手のことばなのに、気合や根性とは遠く、

誠実でありながら、あくまでもほんのりとやさしく穏やかである。

今の日本が必要としている清潔感に満ちている」とコメントを寄せた。 

 

オリコン動画 

”永遠の5歳児”チコちゃんと”カー娘”本橋麻里が流行語大賞に登場! 『2018ユーキャン新語・流行語大賞』