北海道新聞旭川版に載っている記事ですが

 

知らなかった! 旭川駅のあれこれ 開業120周年祭で構内ツアー

2018.11.24.05:00

 

列車の連結器の切り離し作業を見学するツアー参加者たち(舘山国敏撮影)

 JR旭川駅の開業120周年を記念した「旭川駅120周年祭」(JR北海道主催)が

23日、同駅で開かれた。

現在の駅舎が全面開業した日に合わせて実施。

駅構内の見学ツアーや、鉄道用品の特別展示が行われ、多くの鉄道ファンらが楽しんだ。

 同駅は1898年(明治31年)7月16日に開業。

現在の4代目駅舎は2011年11月23日に全面オープンした。

 この日の見学ツアーは、当初2回の予定で、各定員20人で募集したところ、

申込者数が多く、1回増やして計3回行った。

JR旭川支社の社員が「旭川駅に飾られている旭川家具の総額は1400万円くらいです」などと

同駅にまつわる豆知識を紹介したり、クイズを出したりしながらホームやコンコースを案内した。

 ホームでは、普通列車の連結を切り離す作業を見学。

JR社員が線路上で、かがんで作業する様子を見学者はスマートフォンやカメラで熱心に撮影した。

案内役の社員は「北海道はシカが多く、衝突事故で連結器が破損する恐れがある」と

北海道ならではの列車事情を説明した。

 夫婦でツアーに参加した市内の看護師田中桂子さん(59)は

「よく旭川駅を利用するが、普段は気にしない部分がよく分かり、面白かった」と声を弾ませた。

 また、構内に展示されている美唄出身の世界的彫刻家安田侃さん(73)の

作品「天秘」の清掃などをしている市民団体「天秘の会」の音楽コンサートも開かれ、

節目のイベントに花を添えた。(前田健太)