北海道新聞 室蘭版に載っている記事ですが

 

路線バスでスマホ決済「便利」 中国人客向け実験開始 登別、洞爺

2018.11.21 05:00 北海道新聞 室蘭版

 

バス車内に掲示してるウィーチャットペイのQRコードを読み込む中国人観光客

 北海道運輸局と道南バスは19日、JR登別駅~登別温泉、JR洞爺駅~洞爺湖温泉を

それぞれ結ぶ路線バスで、運賃の支払いに中国人向けスマートフォン決済サービス

「ウィーチャットペイ」を導入する実証実験を始めた。

北海道運輸局によると、路線バスへのウィーチャットペイ導入は全国初。

 実証実験は20日、JR登別駅前のバス停で報道陣に公開された。

利用者がバス停や車内に掲示したQRコードをスマートフォンで読み込み、

人数などの情報を打ち込んだ画面を降車時に提示すると、運転手がスマホの画面を操作して決済する。

 区間の運賃は大人340円、小学生170円の定額制。

道南バスによると、19日は登別、洞爺の2路線で計55人の利用があった。

 上海近郊から来た蔡贇(ツァイユン)さん(37)は

「中国では地下鉄やバスでもウィーチャットペイが使える。

乗り降りもスムーズだし、日本でも同じように使えるのは本当にありがたい」と感想を述べた。

 実証実験は中華圏の旧正月「春節」の時期に当たる来年2月28日まで行う予定。

道南バスの高本克彦営業担当次長(49)は

「中国人客は紙幣で運賃を支払う率が高く、両替作業が負担だった。

春節時期には威力を発揮すると思う」と話す。

実験の結果を見て、同社は本格的な導入を検討する。

 同運輸局観光企画課の実重貴之課長(31)は

「実証実験の有効性が分かれば、道内の他地域でも導入を進めたい」としている。

(池田静哉)

 

続いて、NHK NEWS WEB 北海道に載っている記事ですが

 

QRコードでバス運賃支払い実験

2018.11.20 12:31 NHK NEWS WEB 北海道

 

中国から訪れる旅行客の利便性を高めようと、

QRコードを使って路線バスの運賃の支払いができるシステムの効果を調べる実証実験が、

登別市で始まりました。

 

この実験は北海道運輸局と道南バスが始めたもので、

登別駅前のバス停にはQRコードが記された掲示板が設置されました。

中国で多くの人が利用している「WeChatペイ」という専用のアプリを

スマートフォンで表示してQRコードを読み込み、

人数などを入力すると銀行口座からバスの運賃が引き落とされる仕組みです。

実験は来年2月末まで行われ、運賃を現金で支払うのに比べて

中国人旅行客の利便性がどれほど高まるかや、車内で両替などをしなくてすむ

運転手の負担軽減にもつながるのか調べるということです。

北海道運輸局の実重貴之観光企画課長は、

「実験で実際に効果が出たときには道内各地に、展開することを考えていきたい」と話していました。