毎日新聞 新潟版に乗っている記事ですが

 

 

えちごトキめき鉄道 二本木駅改装 明治の駅舎一部再現

2018.08.29 10:37 毎日新聞 新潟版 

 

開業60周年記念式典が開かれた1971年5月に撮影された二本木駅舎。

建築当初の姿が一部残っていることから、この写真を参考に工事を進める=えちごトキめき鉄道提供

 

現在の二本木駅舎。屋根とひさしの間に明かり取りのために設けられた高窓が特徴で、

明治期のガラスが使われている=上越市で18年8月22日、浅見茂晴撮影

二本木駅の前からの写真

 

えちごトキめき鉄道 路線図

 

二本木駅 駅名標

 

 

 第三セクターのえちごトキめき鉄道(本社・新潟県上越市)は、

県内唯一のスイッチバックがあることで知られる妙高はねうまライン(旧信越線)の

二本木駅(上越市中郷区)の駅舎などのリニューアル工事を始めた。

老朽箇所の修繕などで、一部は明治時代に建築された当時の外観を再現する。

国の登録有形文化財を目指す。

スイッチバックは鉄道ファンに根強い人気があり、地域と駅の活性化も図りたいとしている。

 

 信越線は県内初の鉄道として直江津~関山間が1886(明治19)年に開業した。

二本木駅舎は1910(同43)年に建設、翌年に開業した。

当初は1日の利用客が平均100人に満たない駅だったが、20(大正9)年、隣接地に

化学会社、日本曹達(日曹)二本木工場が操業を始めると、利用者は約5600人に激増した。

2005年まで、日曹の貨物輸送があった。

 

 2015年に北陸新幹線開業に伴い、トキ鉄に運行が移管された。

駅周辺は人口減少が進み、同駅の乗降客は1日平均約150人となっている。

地元は、鉄道ファンに人気の急勾配での上り下りに、列車が進行方向を変えながら

ジグザグに進む「スイッチバック」に着目、まちづくりを進めている。

駅舎の一部にコミュニティースペース「さとまるーむ」を開き、喫茶営業やイベントを展開。

地域住民らと同社がタイアップして、列車「雪月花」のお出迎えやまちづくりに取り組んでいる。

 

観光列車 雪月花

 同駅構内には木造駅舎のほか、赤レンガの駅油庫や木造倉庫が駅舎と同じく1910年に、

大正から昭和初期には、ホーム待合室や雪覆い(スノーシェード)が整備された。

計7棟は、全国有数の鉄道の歴史的建造物とされる。

駅舎の再現工事は、建築当初の姿が一部残っていた71年の写真を参考に、しっくいや板に張り替える。

また、トタン板を外し、明治の波打つガラスが見られるようになった高窓には劣化を防ぐため、

アクリル板で覆う。

 「さとまるーむ」は、空調設備を導入し現在の喫茶から軽食営業ができるように調理設備も改善する。

また、日曹から貨車の車輪が寄贈されることから駅舎前に展示する。

 工事は20日に始まり、約2カ月を予定している。

リニューアルには市歴史的建造物等整備支援事業を活用、750万円が補助される。

同社は「歴史的建造物を活用して駅施設の魅力を高めるとともに、

地域コミュニティーの拠点化を進めまちづくりを一層進めていきたい」と話している

【浅見茂晴】

 

ということで、えちごトキめき鉄道HPにもこのことが載っています

 

えちごトキめき鉄道では、2018年8月20日(月)より妙高はねうまライン・二本木駅の

リニューアル工事を実施します。

 工事期間は2か月程度となります。

 

【工事の内容】

 ・コミュニティスペース「さとまる―む」がより快適・便利になります。

 ・駅舎(明治43年築)等を改修し、かつての外観を再現します。

 ・日本曹達(株)二本木工場様寄贈の車両車輪を駅前に展示します。

 

 詳しい工事内容と二本木駅については、下記のリンクをご覧ください。

 

二本木駅のリニューアル工事を実施します(PDF文書)

 https://www.echigo-tokimeki.co.jp/userfiles/elfinder/information/20180817_nihongi.pdf

 

私は、駅が明治時代の駅が開設された当時の駅舎が復元できてよかったと思いますね。