神戸新聞に載っている記事ですか
カメ駅長 誕生の理由は…余部鉄橋空の駅
2018.08.11 05:30 神戸新聞
「空の駅」駅長に就任したケヅメリクガメのそらちゃん=香美町香住区余部
愛らしい姿に人だかりが=香美町香住区余部
JR餘部駅 駅名標
会えれば幸運、カメの駅長 香美・余部(あまるべ)「空の駅」
兵庫県香美町が誇る観光スポット、JR餘部(あまるべ)駅(同町香住区余部)の
展望施設「余部鉄橋『空の駅』」に、ケヅメリクガメの駅長が誕生した。
全国各地で人気の猫駅長の向こうを張って、話題づくりに一役買う。
そんな地元の期待を一身に受け、新たな人生ならぬ“亀生”を歩み始めた。(黒川裕生)
昨年エレベーターができ、高齢者や車いすの利用者も増えている空の駅。
そうした観光客を力強く励まそうと、昔から長寿の象徴として、親しまれるカメを駅長に迎えたという。
カメは、余部出身で神戸市在住の男性(77)が飼っていたペットで、地元の「あまるべ振興会」に寄贈された。
甲羅の大きさは37センチで体重4・4㎏、4歳のメス。
地元余部小学校の児童が「かめだそら」と命名し、愛称は「そらちゃん」に決まった。
現在エレベーター脇の小屋で暮らしているが、“誘拐”防止のため普段は施錠されており、
姿を見られるのはかなり貴重。
9日午後の外出に偶然居合わせた観光客は、
「かわいい」「ひふみん(将棋の加藤一二三・九段)みたい」と大喜びで写真を撮っていた。
今後、散歩やえさの時間を決めて気軽に触れ合えるようにする予定で、
同振興会副会長の坂田操さん(69)は「楽しく遊んでもらえれば」と話す。
一方、近くにある道の駅「あまるべ」の馬場幸男駅長は「カメの動きが鈍い分は私がカバーして、
一緒に余部を盛り上げていきたい」と、駅長同士のタッグに意欲を見せていた