北海道新聞に載っている記事ですが

 

 

JR北海道、普通列車用気動車の更新見送り 資金確保見通せず

2018.08.04 1017 北海道新聞

 

JR北海道 期待の新車 H100系

 

 

 JR北海道は、普通列車として使用する一般気動車の更新を当面見送る方針を固めた

 

国の支援がJRの想定を下回る2019、20年度の2年間で400億円台となり、

長期的な資金確保が見通せないため。

使用開始から30年以上の更新期にある車両は、8割にあたる約160両。

劣化が激しく、車両故障による運休や廃車、減便も懸念される。

 JRによると、車両の寿命は使用開始から約30年。

エンジンを搭載する一般気動車205両のうち、旧国鉄時代に造られ30年以上たつのは

164両で、ローカル線主力の「キハ40形」が126両を占める。

 

JR北海道 最大勢力のキハ40系

 

 JRはキハ40形の後継車両として、新型の電気式気動車「H100形」を開発。

試作車2両で今年2月に走行試験を始め、19年度以降、

数年かけて70両ほどの更新を計画していた。

 更新費用は1両当たり約2億~3億円。

新型車両への更新が進めば燃費向上や整備・修繕費用の抑制など、経営改善につながる。

 

そのため、JR北海道は国に、車両更新費用も含め30年度まで、

年300億円の支援を求めたが認められなかった。

 JRによると、車両の更新は発注から納入まで通常3年かかる。

今回の国の2年間の支援では、3年後の納入時に支払う購入資金の裏付けがなく、

メーカーへの発注ができないという。

 JRは14年度、18年度までの5年間で約2600億円を安全性向上に投じる計画を策定。

計画に従い特急気動車の更新や老朽化した橋、トンネルの修繕などを進めた。

国も15年度、1200億円の支援を行った。

 一方、一般気動車の更新には手が回らず、

現在でも老朽化が原因の車両トラブルに悩まされている。

16年3月には老朽車両の廃車を理由に根室線など8区間で普通列車79本を減便した。

JRは「安全確保のため、廃車にせざるを得ない状況もある」とする。(徳永仁)

 

ということで、また中途半端になるのかもしれませんね

 

というのは、新型特急列車用に開発された、キハ285系のように1編成だけ作って

廃車したという前例がありますから、もしかしたら、H100形も、同じ道をたどるのではないでしょうか。

 

少なくても、H100形は、10両程度製造して、全道各地に営業運転のために配備して

それから、よかったら増備して、大した車両ではない思ったら、廃車も考えたらどうなのでしょうか