北海道新聞に載っている記事ですが

 

「観光列車」花咲線出発 景勝地で低速運行「じっくり楽しめた」

2018.06.02 05:00 北海道新聞

 

 

別寒辺牛湿原を低速運行する釧路発根室行きの観光列車(加藤哲朗撮影)

 【根室、厚岸】

JR北海道は1日、花咲線(根室~釧路間)普通列車の一部を、観光列車として運行する

「いつもの列車で観光気分」を始めた。

乗客は景勝地での低速運行やスマホの音声案内を通じて沿線の魅力を満喫した。

 JR北海道が「単独では維持困難」とする花咲線の乗客増への試み。

上下線各1本が別寒辺牛(べかんべうし)湿原(釧路管内厚岸町)と落石(おちいし)海岸(根室市)を

通る際、速度を30㎞/h程度に落とす。

国内最東端の東根室駅ではホームで記念撮影できるよう停車時間を延長する。

 初日は上下線とも1両増結して2両で運行。沿線の首長ら自治体職員も乗車した。

根室駅では根室市観光協会によるセレモニーの後、乗客45人を乗せて午前8時22分に出発。

落石海岸付近にさしかかると乗客は車窓から海を眺め、写真に収めた。

 帯広市へ観光に向かう根室市のパート従業員井向智子さん(47)は

「普段は一瞬で通り過ぎる落石海岸の景色を今日はじっくり楽しむことができた。

写真もブレずに撮りやすかった」と喜んでいた。

 観光列車は片道2時間半前後と、普通列車とほとんど変わらない。運行は11月30日まで。

通年実施の事業として、スマホ音声による見どころ解説とご当地弁当の予約販売も同日始まった。

(今井裕紀)

 

JR北海道 プレスリリースにも載っています。

いつもの列車で観光気分 ~花咲線の「普通列車を観光列車にする取り組み」を開始します。

http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180412_KO_itumonoressyakankou.pdf