十勝毎日新聞に載っている記事ですが 

 

運賃「WAON」精算 帯広市内西コミバスで実証 十勝バス 商業系電子マネー全国初の試み

2018.05.11 13:53 十勝毎日新聞

 

 

十勝バスが電子マネー「WAON」を導入した実証実験をスタート。

乗客は降車時に端末にカードをかざす

十勝バス「西地区コミュニティバス」の車両

 

十勝バス「西地区コミュニティバス」の路線図

 

十勝バス(帯広市、野村文吾社長)は21日から、

同市内西地区を走る「西地区コミュニティバス」で、乗客がイオングループの

電子マネー「WAON」を使用して路線バスに乗車できる実証実験を始める。

交通系ICカードでの運賃決済は道内でも例があるが、

商業系の電子マネーを利用した決済方法は全国でも例がない。

同社では約1年間かけて導入の成果をみて、他路線での導入についても検討する。

 

 電子マネーによる決済は現金による支払いよりも手軽で、

同社は利便性向上のため、かねて導入を検討していた。

 

 「WAON」は全国累計で約7,010万枚(3月末時点)発行しており、

全国のイオンやマックスバリュ、コンビニエンスストアなどで利用できる。

またイオン(千葉)と帯広市は昨年10月に包括連携協定を結んでおり、

イオンは利用の0.1%が市に寄付される地域貢献型電子マネー

「とかち帯広WAON」を発行した。

 

「とかち帯広WAON」

 

 十勝バスではバス利用者増加に加えて、地元の活性化につなげることも目的に

「WAON」を使った決済サービスの実証実験を行う。

 

 対象路線は全区間均一運賃(200円)の「西地区コミュニティバス」に限るが、

秋には区間をまたぐごとに運賃が加算される「多区間運賃路線」での導入も検討している。

 

 イオン北海道によると、交通系ICカード以外の電子マネーでの多区間運賃決済は、

全国初の取り組みになるという。

十勝バスのほか、5月21日からくしろバス、今秋からは阿寒バスでも同様のサービスを導入する。

 

 北海道バス協会は「札幌や函館では交通系ICカードで決済できる事例があるが、

商業系のICカードを利用した決済は把握する範囲では例がなく、珍しい取り組み」とする。

 

 十勝バスの長沢敏彦事業本部長は「IC乗車券システムのノウハウ習得のほか、

乗客の声やバス利用者数の変化についても調査したい」と話している。

 

たしかに、「WAON」などの商業系のIC電子マネーの方が持っている人が多いですから

交通系IC電子乗車カードを導入するには、システムの導入や、

利用者にとっても、新たなカードを購入するなど負担がありますよね。

 

通常のWAONカード

十勝バスHP

電子マネー「WAON」での路線バスの運賃決済サービスの実証実験について

 http://www.tokachibus.jp/pdf/waon.pdf

北海道イオンHP

電子マネー「WAON」での路線バスの運賃決済サービス初!路線バスの「WAON」決済サービスを開始

http://www.aeon-hokkaido.jp/news/news_pdf/news_20180511b.pdf