北海道新聞に載っている記事なのですが

 

札幌市電に4両目低床車両 今秋にも4年ぶり導入

2018.0115 10:45 北海道新聞

 

札幌市電A1200形(ポラリス)3両連接車両

 

伊予鉄道 松山市内電車 「5000形」1両の電車ですね

 

札幌市は2018年秋ごろ、路面電車(市電)に、高齢者や身体障害者も乗降しやすい低床車両1両を

導入する。

現在ある3連接タイプの「ポラリス」3両に続き、4両目で、今回は「単車タイプ」とする。

一方、札幌市は2018年度までに低床車両を10両にする計画だったが、実現できないことが確定した。

東京五輪・パラリンピックを前に全国で導入が進み、車両メーカーの生産が追いつかないため。

 新しい車両の価格は3億円で、18年度予算案に関連費用を盛り込む。

床の高さは旧型の半分以下の35㎝、車いす用スペース2カ所とスロープを備える。

ポラリスとほぼ同じ幅2・3m、高さ3・8m。全長は13mで定員は11人少ない60人となる。

同型車両は伊予鉄道(松山市)でも導入されており、外観は札幌オリジナルのデザインにする。

 札幌市は12~14年度、大阪府摂津市の「アルナ車両」から1台3億円で低床車両計3両を購入。

さらに14~18年度の交通事業経営計画で、全33両のうち10両を「バリアフリー対応の

低床車に更新する」としていた。

 一方で、20年夏季五輪・パラリンピックの開催地が東京に決まった13年9月以降、

同社に対し、全国の自治体や電鉄会社から注文が殺到。

外国人観光客の急増や、住民の高齢化に合わせた動きとみられる。

 このため、市は3連接タイプではなく、構造が似て作りやすい「単車タイプ」にした。

早ければ19年度にも2両を加えたい考えで、発注経費も18年度予算案に計上する。

市交通局は「メーカーの都合もあるが、随時導入したい」とし、

製造ラインが落ち着いた時期に発注するなどして導入を急ぐ考えだ。

 

 

 

10電停バリアフリー化 札幌市電 整備済み18カ所に

2018.03.06 05:00 北海道新聞

 

現在の西線11条電停

 

 札幌市は新年度、市内中心部を走る路面電車(市電)の停留場24カ所のうち10カ所で、

スロープや手すりを設ける工事を行う。これにより狸小路やロープウェイ入口など

整備済み8カ所と合わせて、計18カ所がバリアフリー化される。

高齢者や身体障害者が乗降しやすい低床車両を追加導入し、車庫増築や変電所新設に向けた設計にも

着手する。

 新たなバリアフリー化は利用者が多い中央区役所前や中央図書館前など10カ所で行う。

壁と屋根は雪や雨に強い鋼板とする。

このうち西15丁目は乗り場の幅を1mから1・5mにする。

 低床車両は今年秋に1両、2019年度に2両を導入し、今後も追加する計画。

現在は低床3両、旧型30両の計33両があり、車両増に対応して

電車事業所(中央区南21西16)の車庫を増築する。完成時期は未定。

 低床車両は旧型車両より数トン重く、消費電力が大きいため、20年度に変電所を新設する。

変電所は現在、電車事業所内の1カ所。新施設は別の市有地での整備を検討している。

 市は新年度予算案に市電関連で10億6800万円を計上した。

市交通局は「ループ(環状)運行後は乗客が1割増えており、快適性を向上させたい」としている。

 新年度にバリアフリー化する他の停留場は、西8丁目、西線11条、西線14条、西線16条、

電車事業所前、行啓通、中島公園通。