北海道新聞 胆振(いぶり)版に乗っている記事ですが

 

 

JR白老駅に自由通路 町が新年度 象徴空間20年開設、観光客増に対応

2018.02.24 11:12 北海道新聞 胆振(いぶり)版

 

白老町が構想しているJR白老駅周辺の整備後のイメージ図

 

JR白老駅舎

 

白老駅ホーム

 

駅名標

 

 【白老】JR白老駅と駅周辺の整備事業が2018年度から本格化する。

町が駅の南北を結ぶ自由通路を整備するほか、公衆トイレを増改築する。

道も駅前広場の拡張工事に着手する計画だ。

ポロト湖畔に国が建設中のアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の20年開設に向け、

受け入れ態勢づくりが加速する。(田鍋里奈)

 白老駅と駅周辺整備は町民の利便性向上と象徴空間開設で増加する観光客への対応強化が狙い。

 自由通路は現在の駅舎の西側に設置する。

南北を行き来できる階段と車いすや自転車でも利用できるエレベーターを備える計画だ。

駅東側にある跨線橋(こせんきょう)は老朽化のため20年度に撤去する。

 町は事業費の概算を総額8億6千万円を見込み、18年度一般会計予算案に初年度分として

4億円を計上した。

 公衆トイレは駅舎西側に増築し、多目的トイレも設置。

現在のトイレは廃止して無人の観光案内コーナーに改修する予定だ。

事業費は総額6300万円の見込み。

 駅南側の駅前広場の拡張工事は道が手掛ける。

大型バスが乗り入れられるようにするほか、駅を利用する一般車やバス、タクシーが

停車できるスペースを新設する。

 駅構内のバリアフリー化についてもJR北海道が検討中だ。

ホームにエレベーターを設置する方向で町などと調整を進めている。

事業化が決まれば、国と町が事業費を補助する予定で、

町は町の負担額を3億6千万円と試算している。町は「関係機関と協議しながら、

象徴空間開設に間に合うよう整備を進めていく」としている。