北海道新聞に載っている記事ですが

  

中空知、大雪被害相次ぐ 滝川市営住宅、学校の窓割れる バス運休、物損事故増

2018.02.16 05:00 北海道新聞 空知版

 

滝川市幸町の江陵団地では屋根から落ちた雪の重みでガラスが割れ、住民は対応に追われた=14日

 

 札幌管区気象台の観測で14日に統計開始以来最多となる最深積雪を記録した滝川市など、

中空知で大雪による被害が相次いでいる。

滝川では雪の重みで市営住宅や学校の窓ガラスが割れ、

市内の路線バスは15日、午前8時30分発以降の全便が運休となった。

車の物損事故も増えており、市民生活への影響が拡大している。(坂口光悦、若林彩)

 

 滝川市営住宅の江陵団地(幸町)では14日午後7時ごろ、

屋根から落ちた雪が積もった重みで廊下の窓ガラス15枚が割れた。

滝川市によると14、15日、みずほ団地(滝の川町)など市営住宅3棟で計20枚が割れる被害があった。江陵団地に住む新川岩雄さん(58)は「今までこんなことはなかった」と片付けに追われた。

 江陵中学校や滝川第一小学校など小中学校計5校でも13日から同様の被害があった。

家庭科室などで7枚が割れた江陵中では14日の家庭科の授業を取りやめた。

いずれもけが人はいなかった。

 積雪で道幅が狭くなった影響で北海道中央バスは15日、

市内の滝川市内線、滝新線、ふれ愛の里線の全67便のうち55便を運休した。

 一方、大雪が始まった昨年11月から交通事故も増えている。

滝川と砂川、赤歌署管内の物損事故は11~1月に計893件で前年同期を13%上回った。

滝川署管内で1月に起きた物損事故のうち、交差点などでの出合い頭の事故が31%を占めた。

同署の小川清隆交通課長は「今季は除雪後の雪の壁で見通しが悪い交差点が多い上、

吹雪の日が続いたのが原因」とみる。

 除雪中の事故も目立つ。滝川地区広域消防事務組合消防本部によると、

本年度の同組合管内(滝川市や赤平市など3市2町)の事故は2月14日時点で19件起き、

2016年度の6件、15年度の17件を既に上回った。

同消防本部によると今季の雪の多さを反映し、落雪に巻き込まれたりするなど

屋根から転落し雪山に埋まったりする例が増えているという。

 

 

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