北海道新聞 函館版に乗っていることですが

 

北斗星」車両、今冬から通年公開 北斗・茂辺地、カフェ併設

2017.10.27 07:00北海道新聞 函館版

 

茂辺地地区に保存されている寝台特急北斗星の客車。右奥は飲食店の「北斗軒」

 【北斗】旧茂辺地中グラウンドの「茂辺地北斗星広場」で

保存されているJRの寝台特急「北斗星」の客車2両が今冬から、

通年で公開される。

11月から観光客のツアーの受け入れが決まったほか、

新たに物販やカフェスペースも設ける。

地域住民は客車と広場が一体的に地域の観光拠点となることを期待している。

 北斗星の客車は、若手商工業者らでつくる市民団体

「北斗の星に願いをプロジェクト推進委」が

JR北海道から有償で譲り受け、昨年8~11月末に日曜限定で公開した。

今年6月には客車横に海上コンテナを改修した飲食店「北斗軒」が開業し、

これに合わせて別の住民組織「茂辺地地区創生会議」が

グラウンドだった同広場を人が集まれるように整備した。

創生会議は、物販とカフェを備えたプレハブ小屋を設置し、

11月3日にオープンする見込み。

運営は北斗市商工会青年部の有志が担い、特産品の開発も手掛ける予定だ。

 推進委によると、北斗星には1日平均100人ほどが訪れている。

観光客のツアーは、北海道新幹線の利用者を対象としており、

従来の鉄道ファンに加え、外国人客など、定期的に観光客の来場が見込める。

推進委の沢田導俊代表(37)は

「地域おこしとして誘致した北斗星を次は観光に活用していく。

過疎化が進む茂辺地地区の観光拠点にしたい」と話す。(斉藤直史)