北海道新聞に載っている記事ですが

 

月ケ岡駅、観光拠点に 札沼線の待合所改修

2017.08.18 05:00 北海道新聞

 

改修工事が進むJR月ケ岡駅の待合所のログハウス

 

月ケ岡駅の位置図

 

 【月形】

月形町はJR月ケ岡駅の待合所を兼ねたログハウスの改修を進めている。

JR北海道が廃止方針を示した札沼線北海道医療大学~新十津川間の

利用促進や観光拠点として活用するのが狙い。

ログハウス内に調理室を設けたり、トイレなどをバリアフリー化して利用しやすくする。

9月中旬から利用できる見込みで、町は「にぎわいをつくりたい」と話す。

 同駅の駅舎は1992(平成4)年に火事で消失。

町は93年に駅周辺を農村公園として整備し、

待合所やトイレなどがあるログハウス(66・6㎡)などを建てた。

 同公園の大規模な改修は初めて。

事業費2千万円でログハウスの部屋の一つを調理室とし、

トイレを洋式化して2基のうち1基を障害者らが利用できる多目的トイレとする。

出入り口にスロープを整備してバリアフリー化を図る。

 ログハウスでは3年前まで、地元の老人クラブが農産物などを販売し、

町内外から客が訪れていた。

国道275号沿いで、観光スポットの湿地帯「月ケ湖(うみ)」に近いため、

町は観光拠点の一つに位置づけ、来年度から農産物や特産品の

販売施設としても活用したい考えで、指定管理者制度の導入も検討している。

 町は「調理室の整備で軽食や飲み物を提供する環境が整う。

町内の福祉施設の生産品や農産物などを販売し、

JRの利用者増、観光振興につなげたい」(総務課)と期待。

上坂隆一町長は「マチの南側の拠点とし、

月形を宣伝する場所にしたい」と話している。(石橋治佳)