UHB北海道文化放送(フジテレビ系)ニュースで放送されたことですか
北海道天塩町では、町民が車を「相乗り」して、別のマチに移動する、
新たなサービスを検討しています。
その名も「ライドシェア」。新たな交通手段の形とは?
吹雪のなか、北海道稚内市を目指し、
車を運転する天塩町の計良徹さん(46)。
後部座席には、同じ町内の岡田徹さん(86)が乗っています。
徹という名前も一緒で、一見知り合いのようですが…。
実は2人は今回、初めて会いました。
計良徹さん:「(以前は)郵便局で働いていた。
この吹雪以上の吹雪でも、配達していた」
岡田徹さん:「安心して(車に)乗せてもらえる」
知らない人同士が、車を“相乗り”する理由には、マ
チの事情が大きく関わっています。
人口3,000人余りの天塩町。
過疎化が進む町の課題は、不便な交通網です。
天塩町 齊藤啓輔副町長:
「JR宗谷線の減便問題や、生活の足を確保しなければならない課題があって、
稚内市が生活圏なのに、直通の公共交通機関がない」
天塩町から稚内市までは、約70㎞。公共交通機関を使って行くには、
バスとJRを乗り継ぐ必要があります。
しかし、便数が少ないうえ、片道3時間以上かかる場合もあり、
日帰りは、ほぼ不可能です。
一方、車であれば、片道1時間余りで移動することができるのです。
そこで、町は自動車の“相乗り”サービスを展開する会社
「notteco(のってこ)」に協力を依頼。
町によりますと、自治体の間を移動する相乗りサービス
「ライドシェア」を取り入れるのは、“全国初”です。
notteco 東祐太朗社長:
「天塩町から稚内市に行く人で(車の)席が空いている人と、
稚内まで誰か乗せて…という人をマッチングさせる」
この日の説明会には、町民40人以上が参加。関心の高さから質問が相次ぎました。
町民:「(相乗りしている人が)途中で具合が悪くなったら、運転手が困ると思う」
notteco 東祐太朗社長:「緊急時や(同乗者の)容態が
悪くなった時の対応についても、マニュアルを整備していく」
この日行われた、テスト走行。
稚内市の会社で働く計良さんが運転する車に、病院に通う岡田さんが"相乗り"。
相乗りを希望 岡田徹さん(86):
「ありがたいどころじゃない。本当に“相乗り”させてもらえるのか、
初めは半信半疑だった」
一方、引き受けた計良さんは。
相乗りを引き受けた 計良徹さん(46):
「自分ひとりで行くのと、人を乗せるのとは全然違うので、
不安はあったけれど、困っている人を助けたいと思った」
町は、希望者を募って、3月から相乗りの実証実験を始める予定です。
天塩町 齊藤啓輔副町長:「(天塩町は)人口の少ない町。
大きな流れができる話ではないかもしれないけれど、
直通の公共交通機関に代わる交通手段が、小さな一歩であっても、
設定されることは有意義なこと」
ということで、UHBでは昨日放送されたようですが
HTB(北海道テレビ放送・テレビ朝日系)やSTV(札幌テレビ・日本テレビ系)では
今日取り上げるようです。
この取り組み、私が思う問題点としては、インターネットができない人は
どうやって利用するのか、また、交通事故を起こした場合の対応など非常時の
対応をきちんと整備する必要がありますね。
notteco HPhttps://notteco.jp/
nottecoブレスリリース
[お知らせ]北海道北部の天塩町にて、
地方都市専用サービスの提供に向けて取り組んで参ります。
https://cp.notteco.jp/news20170117-2784.html
https://cp.notteco.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/01/d17060-5-pdf-0.pdf