読売新聞 北海道版に乗っている記事ですが
夕張「デマンド交通」 新年度から本格導入
2017.01.31 読売新聞 北海道版
先に予約制バスを運行している 新十津川町のバス車両
夕張市の「地域公共交通協議会」は30日に同市内で開いた会合で、
予約を受けて運行し、指定場所から目的地まで
複数の利用者が乗り合う公共交通サービス「デマンド交通」を
新年度から本格導入することを明らかにした。
同市としては初めての本格運行で、ワゴン車を使って実施する。
同市が2015年から実施しているデマンド交通の実証実験が
3月末で終わることから、清水沢地区~南部地区間を本格運行に切り替える。
料金は乗車距離により170~410円(小学生以下は90~210円)となる。
同日の協議会では、地元のバス会社「夕鉄バス」が運転手などの不足から、
通学路線でもある1路線を新年度から廃止する方針も報告された。
同市は通学はスクールバスの運行で対応が可能としている。
同市は、JR石勝線夕張支線廃止を昨年夏に受け入れ、
デマンド交通を活用した今後の地域公共交通の再編を同協議会の
「市コンパクトシティ構想交通分科会」(非公開)で検討している。
今年度は昨年9月から今年1月30日まで計9回開催され、
昨年11月7、8日にはデマンド交通の先進地である
埼玉県鳩山町や深谷市を視察したという。
ということで、まず「デマンド」とは?
デマンドは「要求、要請」の意味。
利用者が電話などで乗車を予約し、乗り場や行き先はエリア内なら希望できる。
利用者がいなければ走る必要がなく、小型車で済むことから、
経費削減やバスが走れない狭い道でも運行ができる。
タクシーのような希望時間の乗車が必ずしも可能ではなく、
乗り合いとなるため、すぐに目的地までいけないこともある。
全国デマンド交通システム導入機関連絡協議会によると、
導入した自治体は37(実証実験は除く)。
そして、夕張市デマンド交通については
夕張市HP「デマンド交通」に詳しく乗っています。
