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台風被害の橋桁復旧…根室線新得駅
2015.11.15 読売新聞
JR北海道は14日、台風10号の大雨で壊れた
根室線新得駅構内(新得町)で行われた橋桁の設置作業を報道陣に公開した。
新設の橋桁は橋脚をなくし、橋の高さを高くして、川が増水しても
影響が少ないように改良した。
JR北海道は、このほかに壊れた橋についても
同様の工法で復旧作業を進めており、年内の運行再開を目指す。
大型クレーンで川に架けられるJR根室線の橋
(14日、新得町で)=清水健司撮影
壊れた橋は1907年(明治40年)完成で、橋脚が二つあり、
長さ10mの橋桁を三つつなげていた。
8月の台風では、川の増水で土砂や流木が橋脚に堆積し、橋桁の一つが流された。
この影響で、石勝線・根室線トマム~芽室間の不通が続いている。
新たな橋桁は、これまでより5m長い35m、高さは50㎝高い1m50ある。
作業は巨大なクレーン車が重さ64トンの橋桁をゆっくり持ち上げて、
川の両岸に作った橋台に設置した。
JR北海道は今後、レール敷設や電気工事を行い、再開に向けた作業を進める。
