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北海道新幹線が開業…上下線で始発列車が発車

2016.03.26 12:16 読売新聞

  

東京に向かって新函館北斗駅を出発する

「はやぶさ10号」(26日午前6時35分)=代表撮影

  

地元住民らが手を振って歓迎する中、

青函トンネルを抜けてきた新函館北斗駅発の始発新幹線

(26日午前7時20分、青森県今別町で)=冨田大介撮影

 

 

 北海道新幹線(新青森~新函館北斗間、149キロ)が26日、開業した。

 

 本州、九州をつないできた新幹線は初めて北海道に延びた。

東京~新函館北斗間(824キロ)は最速4時間2分で結ばれ、

東京~函館間(新函館北斗駅で在来線に乗り換え)は

53分短縮されて4時間29分となる。

2030年度末には新函館北斗~札幌間(211キロ)の延伸も予定されている。

北海道と東京、東北間の行き来が盛んになり、

観光やビジネスが活発になる効果が期待できる。

 

 この日は新函館北斗駅を出る最初の列車となる

「はやぶさ10号」が定刻の午前6時35分、

大勢の鉄道ファンや関係者が見守る中、東京駅に向けてゆっくりと出発した。

 

 新函館北斗駅前には、営業開始前から一番列車の乗客らが長蛇の列を作り、

カイロを足に貼るなどして寒さをしのいでいた。

列の先頭にいた川崎市川崎区の会社員馬場健太郎さん(29)は

「有給休暇を取ってきた。

新しい駅を自分の足で歩いてみたい」と話した。