北海道新聞に乗っている記事ですが

 

時刻表に載ってない幻の通学列車、一足早く廃止 JR花咲線

2016.03.25 09:34 北海道新聞

  

最後の運行となった花咲線の臨時列車。高校生は東根室駅で降車した

 

 

 【根室】26日の北海道新幹線開業に合わせて

JR北海道はダイヤ改正を実施するが、

花咲線で根室の高校生の通学を支えた臨時列車は24日、一足早く廃止された。

市販の時刻表には掲載がなく幻の列車として知られていただけに、

ファンらが最終列車を惜しんだ。

 

 臨時列車は根室、根室西両高校に通学する生徒のため、

花咲線の厚床駅を午前6時55分に出発し根室駅まで各駅停車で運行。

休日や学校の休校日は運休しており、

25日から根室、根室西両高校とも春休みに入るため、

ダイヤ改正を待たず24日で廃止となった。

 

 JR北海道釧路支社によると、

臨時列車が走るようになった経緯は不明だが、少なくとも1987年の

国鉄民営化より前から運行されているという。

市内の郷土研究家、福田光夫さんは「全国的にみても、

学校の開校日に合わせて列車を運行するケースは珍しいようだ」とする。

 

 今回廃止となった臨時列車は、市販の時刻表には記載がなく、

市内の駅構内の時刻表に掲載されるのみの「幻の列車」。

鉄道ファンの間では知られており、臨時列車に乗るために根室を訪れる人もいた。

 

 最後の運行となった24日は高校生に加え、鉄道ファンらが乗り込んだ。

市内の会社員鈴木一雄さん(43)は、

「ありがとう!」と記した手作りのカードを携え、厚床駅から根室駅まで乗車。

運転士から「臨時列車の存在を知ってくれる人がいてうれしい」と

声を掛けられたと言い「根室にとって大切な列車。労をねぎらいたかった」と語った。

 

 JR北海道は26日から、

早朝に釧路駅を出発する根室行き「快速はなさき」の出発時間を20分繰り上げる。

釧路駅発午前5時35分で、厚床駅を同7時11分に出発して各駅停車となり、

根室駅には同8時3分に到着する。(水野薫)

 

バスの、スクール便(学生専用便は)よく聞くのですが

スクール便列車は初めて聞きました。