北海道新聞に乗っていて
以前もこのことについて書きましたが、詳細が決まったそうです
JR宗谷線特急、道北3町民は割引に 生活路線、ひとまず安堵
2016.03.23 06:20 北海道新聞
【幌延、豊富、中川】
JR北海道の26日のダイヤ改正に伴う宗谷線普通列車の減便対策で、
幌延、豊富、中川3町の町民は割引料金で特急を利用できることになった。
宗谷線は、買い物や通院などで地域の中核都市である稚内、名寄に
通うのに欠かせない生活路線だけに、町民にひとまず安堵(あんど)感が広がった。
3町はJRから乗車票の販売委託を受け、24日からそれぞれの窓口で取り扱う。
幌延町は幌延~稚内間の大人片道料金(通常2400円)を1280円、
名寄~天塩中川間(2970円)を1850円で販売する。
豊富町は豊富~稚内間(1550円)を940円で販売。
中川町は名寄~天塩中川間を扱う。
JRは26日以降、名寄~稚内間で8本の普通列車を廃止または部分廃止する。
廃止対象となった午後2時12分稚内発の上り普通列車は、
稚内に買い物や通院で通う幌延、豊富町民らが帰宅の足として利用している。
これに代わる普通列車は午後5時17分までなく、
影響の大きい列車の一つとみられていた。
今回の減便対策で、両町民は午後1時44分と同5時稚内発の特急を
利用できるようになる。
稚内に月2、3回買い物に通う幌延町の鷲見小百合さん(33)は
「普通列車で午後5時すぎに稚内を出れば帰宅は夜。
料金は普通より10円高いが、特急を使えれば早く帰れて助かる」と話す。
ただ、今回のダイヤ改正では、幌延、豊富両町で朝2本あった
稚内行き普通列車が1本になるなど、通勤や通学への影響は避けられない。
豊富町教委は、JRを使って幌延から豊富高に通学している
2人の生徒を毎朝、車で学校に送ることを決めた。
JRは幌延の工務系職員11人、天塩中川の9人を引き揚げる方針も示している。
幌延町の野々村仁町長は「JRは地域の事情をくみ、
公共交通機関の社会的な使命をしっかり果たしてほしい」と注文している。
(山野辺享、西野一弥)
幌延町は町役場と問寒別出張所で販売する。
問い合わせは町総務課企画振興グループ(電)01632・5・1111内線222へ。
豊富町は町観光情報センターで販売。
問い合わせは同センター(電)0162・82・2100へ。
特急乗車(自由席)用『幌延町民乗車票』販売開始(H28.3.24~)
