スマホで敗れた「ノキア」が再び復活できた理由大変革を率いた現役会長が語る激動の日々東洋経済online07/14/2019中川 雅博 : 東洋経済 記者

という記事を読んだ、

現代において、
大成功した組織が失敗するという、
分かりやすい事例だった。
これは人間にも同様のことが言えるだろう。

「北欧の巨人」と言われた、
フィンランドのノキアは旧携帯電話で大成功をおさめた。

2007年にアップルがiPhoneを発表する段階では、
携帯電話のシェア約50%を占めてたのである。
そこから2012年までの間に急激に下降して、
10%を切るまでに落ち込む。


こんなことが現実に起こるのが現代である。

2007年の段階で誰もそんな予想はできなかっただろう、
しかし、現実にそれは起こった。

ノキアの失敗は成功したからこそ起きた、
原因は、大きく2つあったと考えられる。

1つ目は、
大成功したがゆえに、その成功に固執した。

人間というのは必ず心のどこかに保守を持つ。
何せシェア50%である、そう簡単なことでは動かない。
そう思うのが常だろう、そして、その成功プロセスをさらに、
拡大しようとさえ考えるのではないか。


2つ目は、
市場に正解を求めた。

どんなに成功に固執していたとはいえ、
世の中が変わっていくことは分かる。
2007年iPhoneが世に出たとき、
ノキアは市場調査を行った。
記事から引用する。
ノキアの携帯を持つ消費者にアンケートをとると、
95%はタッチパネルのデバイスを使いたくないと答え、
数字キーボードやQWERTYキーボードが圧倒的な支持を集めた。」

95%が否定したのである、
だれがこのデータを否定できるだろうか。
優秀な人間であればあるほど、
このデータを支持したはずである。

しかし、

市場に正解は無かった。

そして、
顧客は移り気である、
「意味のある」iPhoneに一気にシフトが始まり。
その他スマートフォンへもシフトが始まる。
マーケット調査は正解を出せなかったのだ。
市場に正解を探してはいけない時代である。

正解は誰にも分からない。

信じられないスピードで世の中が動いている、
変化しないことがリスクだ、
そして、リスクを取らないことがリスクという
パラドックス。


僕たちは日々変わり続けなければいけない、
そして、リスクを取り続けなければいけない、

手当たり次第に試して、やり直す、

修正を繰り返しながら進み続ける、
しかも楽しんで。

そういう時代に生きているのだ。

(何だと思います?ゲームセンターです。何が流行るか分かりません)