自己開示というのは素の自分をそのままダイレクトに包み隠さず出すこと。
自己呈示というのは面接や仕事などで、自分を良く見せるために印象操作すること。
こういうことは、
誰もが無意識にやっていることですね。
友だちには自己開示するだろうし、
仕事では自己呈示する傾向でしょ。
ビジネス場面では基本的に自己呈示して、
印象を良く見せて好意を持ってもらおうとします。
しかし、先方も身構えていますね。
先方も自己呈示、自己呈示合戦。
楽しくないですね・・・
昨日は、商談会がありました。
全部で16件のアポイントメントがあり、
まあ、一応商談会なので商談をするわけです。
しかし、
僕はこういう時にあまり仕事の話をしません。
実際に具体的な仕事の話があればしますけど、
偶然、互いの需要と供給がマッチしたビジネスが発生するというのは、
とても稀有なケースです。
だから、
最近おもしろいことがあったとか、ないとか。
革新的なビジネスとか営業方法はないか、
こんな方法はどうだろうかとか。
こんな映画を観たけどおもしろかったとか・・・
そうすると、
不思議なもので先方もプライベートな話や仕事以外の話を
楽しそうにしてくれるんですね。
その方がお互いに楽しくて疲れないし、
笑顔が出てくるんですよね。
そして、少しだけ近づけるというか。
そして、
一頻り雑談を終えて、セッションが終了するころに、
当社はこんなことやっているんで、何かあったら電話してください。
それで終わりです。
若い頃は真面目に商品をガンガン見せて、
これはどうだ、こっちはどうだ、競合他社はここがダメで・・・
こんなガチガチのセールストークしてました。
こんな人信用しますか?しないですよね、くそ面白くもないし。
結果、全然売れませんでした。
今は仕事の話をしないのに数十倍売れます。
つまり、
人とつき合うには自己呈示よりも自己開示の方が大切なのに、
そこを間違うと信頼関係は生まれません。
面接ってどうなのかな?
やはり、これからはある程度自己開示の方が重要な気がするな。
(ヘッドランプが上下に動きます、これは便利。但し、お子様用)