「馬と人の共生」 | 馬術稽古研究会

馬術稽古研究会

従来の競技馬術にとらわれない、オルタナティブな乗馬の楽しみ方として、身体の動きそのものに着目した「馬術の稽古法」を研究しています。

ご意見ご要望、御質問など、コメント大歓迎です。

ある映画制作サークルが、

引退した競走馬の多くが天寿を全うする前に生涯を終えている、という現実と、その課題に向き合って生きている人たちに強い興味を抱き、

「人と馬の共生」をテーマにしたドキュメンタリー映画制作を志し、

資金作りのためのクラウドファンディングを開始したようです。




以下、募集ページより抜粋

この映画について

7000頭のうち99%の競走馬がと畜されるという現実。

現代の日本においては、年間で約7000 頭のサラブレッドが、競走馬としての活躍を期待されてこの世に生を受けます。

しかし残念ながら、そのうち約99%の馬が、天寿を全うする前にその生涯を終えると言われています。

人と馬が共生する道をもっと探したい。

競馬があるから多くの馬が生まれ、多くの馬が命を落としています。

しかし、競馬があるから、私達は馬に対して、興味や愛情を持つ事が出来たという事実もあるのではないでしょうか。

一方的に何かを悪として非難するのではなく、今出来る事を考えたい。

人と馬が共生する道をもっと探したい。そう思い、この映画企画をスタートしました。

 

この課題を題材とした映画は驚くほど少ない

「人と馬の共生」という課題に向き合いって来られた方々も多いです。

しかしその一方で、この課題を題材とした映画は驚くほど少なく、ここ20年に限って言えば、皆無であると思います。

映画というメディアの素晴らしい点は、まず表現が自由である事、そこに込められたものを多くの方に伝えられる事、そして形として残る事であると考えています。

 

この映画の意義

私たちはこの映画を通じて、下記の事実を伝えたいと考えます。

一つ目は、馬(サラブレッド)の多くは天寿を全うする前にその生涯を終えているという事実。

二つ目は、馬に携わる人々の多くは、馬に対し尊敬の念を抱き、真摯に接しているという事実。

そして最後に、今、廃用になった競走馬の新たな進路を開拓しようとする人たちがいるという事実。

競馬や、と畜を一方的に否定するのではなく、上述した事実を多くの人に知ってもらう事が、この映画の意義であると思っています。

 

私たちが、今出来る事、すべき事。

私たちはまず、クラウドファンディングを利用して支援者の方々を募ります。

そして映画本編の制作を目指します。

それが達成出来たならば、次は作品の上映会と複数の映画祭へのエントリーを計画しています。

そうする事で、映画というメディアを通じて多くの人にこの課題を伝え、世の中の関心を少しでも高められるのではないかと考えています。

私たちは引退馬を繋養する事は出来ませんが、代わりに映像作品を制作し発信するノウハウはあります。

私たちの今、出来る事すべき事は、映画「今日もどこかで馬は生まれる」を制作する事です。

 

2, 映画の内容
《シナリオ・構成》

SCENE ①:世相「人と馬が生きる今」@競馬場 ほか

いつの時代も私たちと密接な関係を築いてきた「馬」。

一年間で競走馬として約7000 頭が生を受け、その約9割が天寿を全うする前に命を終えるという現実がある。

競走馬引退後の用途について紹介し、人と馬が生きる今を語る。

# 世相イメージ # 競馬場雑景 # 引退馬協会インタビュー # JRA インタビュー

 


SCENE ②:馬生の始まり@生産牧場

生産牧場で目にすることができる生命誕生の瞬間。

母馬・仔馬・そして牧場の方、全員が命懸けでその瞬間に挑んでいる。

# 馬のお産に密着 # 母馬と仔馬の日常 # 牧場の方インタビュー


SCENE ③:馬生の終わり@と畜施設

役目を終えた競走馬の多くが加工肉となるべく処理される。

と畜の現場に立つ、人と馬を映し出す。

# と畜密着  # 従業員の方インタビュー


SCENE ④:馬の命を繋ぐ新しい仕組み@ジオファーム・八幡平

引退した競走馬を引き取っているジオファーム・八幡平は、馬糞を肥料として販売したり、それを使用して農作物を作って販売するなど、独自のビジネスモデルを確立している。

そして、同社代表の船橋氏は、この仕組みの普及に取り組む。

こうした取り組みを通して、人と馬が生きるこれからを考える。

# ジオファーム商品イメージ # ジオファームの馬たち # 船橋代表と馬(馬術練習など)

# 船橋代表インタビュー # ジオファーム顧客・関係者インタビュー

 


SCENE ⑤:総括「人と馬の共生とは」@競馬場など

競馬がある事で、多くの馬は生まれ、多くの馬が命を落とす。

しかし競馬というスポーツを通じて、多くの人が希望を抱き、馬という生き物を愛するきっかけとなったのも、紛れもない無い事実だろう。

JRA が考える、「人と馬の共生」についてとは。

# 競馬ファンインタビュー # JRA インタビュー

 

※上記はあくまで想定です。

ドキュメンタリー映画の為、撮影が進行していく中で、内容や構成が変更する場合があります。


資金の活用方法

撮影交通費用 90万円

撮影機材費用 30万円

編集スタジオ費用 30万円

広告費用 20万円

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合計 170万円(概算) 


撮影スケジュール

2017.10 プロジェクト開始

2017.12 企画決定・取材先交渉開始

2018.03 クラウドサービスによる制作費募集開始・一部撮影

2018.04 制作費募集〆切・取材先決定

2018.03~2018.08 撮影期間

2018.06 編集開始

2018.09 ラッシュ完成

2018.11 作品完成

2018.12~ コンペティション応募開始・上映会開催 

※クラウドファンディング第二弾実施予定 

 
監督プロフィール

平林健一氏

1987年、青森県生まれ。動物医療従事者だった父の影響で幼い頃から馬に興味を持つ。

多摩美術大学映像演劇学科卒業後、ディレクターとしてドキュメンタリーをメインとしたテレビ番組制作に従事。社内で同志を募ってCreemPanを結成し、兼ねてから興味を抱いていた「人と馬の共生」を題材にした映画を作る事を決める。

 

 

小さい頃から身近にあった競馬

『僕は小さい頃から、父の影響で競馬が大好きでした。

父はギャンブルとしての競馬も大好きな一方、動物医療機器メーカーの社員として、かつてはオグリキャップの脚部不安時に、治療用レーザーを牧場に届けにいくなどと、公私共に競馬に造詣が深い人でした。

そんな父のもとで育った僕にとっても競馬は大変身近なもので、家で種牡馬辞典を読んだり、週末は中山競馬場のジャングルジムで遊ぶ子供時代を送りました。

そして大人になった今も、毎週末は競馬を観ています。

 

「人と馬が今よりも、もっと上手に共生できるかもしれない!」

そんな僕は、ある日、一つのネットニュースに目を奪われました。

それはジオファームという牧場が引退後の競走馬を飼育する事で、農作物を栽培して収益を上げているというものでした。

このニュースを見た時に僕は、「人と馬が今よりも、もっと上手に共生できるかもしれない!」

という思いに駆られました。そしてこの映画企画を立ち上げた次第です。

 

「希望」を作品の中で映し出したい。

競馬が無ければ生まれてくる命も失う命も少なかったかもしれません。

しかし競馬が無ければ、私達が馬という生き物に対して、ここまで興味や愛情を抱く事もなかったことでしょう。

「廃用後の競走馬の用途を増やす事が最も大切だ」と引退馬協会の沼田代表も、ジオファームの船橋代表も仰っておりました。

僕も全くもってその通りだと思います。

そして今、幸いな事に、そういった仕組み作りが確かに動き出しています。

僭越ながら、この「希望」を作品の中で映し出したい。

そしてこの映画を通じて多くの人が、「人と馬の共生」についての関心を深めるきっかけとなれます事を、心より願っております。

どうかご協力のほど、宜しくお願い致します。 』

 

プロジェクト協力者

 

企業組合・八幡平地熱活用プロジェクト 理事長 船橋 慶延 氏

北海道や岩手県八幡平市の牧場で競走馬育成に携わった後、地熱を生かした馬ふん堆肥を使い、マッシュルームなどの農作物を栽培する「八幡平地熱活用プロジェクト」の代表理事に就任。馬と人との共生により経済的にも自立する「持続可能なモデル」の実現を目指している。

 

 

 

認定NPO法人引退馬協会 代表理事 沼田 恭子 氏

乗馬倶楽部イグレットの運営の傍ら、引退馬の行く末について試行錯誤しながら前身の「イグレット軽種馬フォスターペアレントの会」を設立し、現在に至る。馬とのふれあいを重視し、多くの人に馬の素晴らしさを地道に伝えることを目指している。

プロジェクトが成功して、多くの方に映画を見てもらえると良いですね。


興味をお持ちになった方は、
以下のリンクへどうぞ。
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人と馬の共生を考えるドキュメンタリー映画を作りたい。