おもちゃの修理でプラスチックの割れを修理する機会は意外と多い物です。
接着剤が基本ですが、接着剤が上手くできないものもあるので、修理に苦労します。
そこで登場するのが、車のバンパーが割れた時の修理に活躍るこちらです。
実は、かごしまおもちゃ病院のドクターでこれを自作しておもちゃ病院で活躍しています。
先日もお借りして補修に使いました。
これなら一つあってもいいかなと、作ることになしました。
それほど高くないので購入してもいいのですが、手持ちの材料でできそうなので挑戦です。
まずは材料を探しまします。
手持ちの材料を活用して0円を目指します。
まずは、先端の二本の棒になる材料はないかな?
真鍮の長いボルトです。10年以上持ってましたが何とか探し出しました。
先端にホチキスのようなものを差し込む構造にするために穴あけです。
ここに0.8ミリのドリルで穴を開けます。
3ミリ程度開けます。
プラスチックに埋め込む針は、自作したドクターからニクロム線が良いと聞いていたので
300Wのニクロム線なら0.45ミリを使います。
さすがに0円は無理でした。
伸ばして性能を見てみると
4m51cm程度ありました。抵抗値も35オーム
これを針に加工して使います。
次にこの針に電流を流してプラスチックが溶ける温度まで上げる必要があります。
針は3cm程度になりますので1V以下になりますが、トランスを自作する必要があります。
自作に適したトランスがあるでしょうか。一次側巻き線と二次側巻き線が別でないと作れないと聞いていましたので、探します。どこかにあったはずです。
ありました。さっそく二次側巻き線を全部解いて巻きなおします。
どうもこのトランス200V入力なようで一次巻き線の数が多そうなので
二次巻き線が増えてしまいました。
解いた線を4本まとめて20回ほど巻きます。
無負荷の電圧は?
少し高いのですが、途中の電圧交換を考えればこのくらいで試してみましょう。
ちゃんと溶けてます。行けそうですね。
こんな感じで着けることができました。
負荷端の電圧は?
低電圧なので配線や接続部の抵抗で下がっていますが使えるのでこれくらいで良さそうです。
おもちゃの修理にはこれぐらいの太さがよさそうです。
調子に乗って裏側まで突き抜けてしましました。
トランスが重たいのでガンと別にします
これだけで0.3V下がりました。
ホチキスの玉です。抵抗値が低いので時間が必要です。
これで何とか作ることが可能と思います。
後は電源スイッチと握り手部分をどうしようか?