先日のおもちゃ病院で間に合わなかった続きです。

銀ラインが錆びて抵抗値が大きくなったので

テクノペンで色の黒くなった部分を塗っていましたが

この状態でチェック、残念ながらまだのようでお持ち帰りしました。

更にテクノペンで補修します。

これで安全を見て1日乾燥してチェク

丈夫ですね。

組み立てようとしたら、ねじが担当Drのところでした。

 

治ったと連絡したら、もう一つあるということで、持ってきてもらいました。

前回環境未来館で入院した患者さんです。

電源が入りません。

依頼者からのコメント

ACアダプタを抜いたり刺したり繰り返すと電源が入ることがあるそうです。

治療担当のDrから、一回動いて組み立てたらまた電源が入らなくなったそうです。

メインのCOBをドライヤーで温めた後に動いたようです。

なるほど、電源スイッチの配線を調べます。

キー側は

左下ですね

反対側

一番左側です。

スイッチと3番目に繋がっています。

10Ω以下でOKです。

共通端子側です。9番目に繋がっています。

50Ω前後少し高いようですがだめならテクノペンです。

キーを組み立ててスイッチを押しても反応はありません。

電源は電池で5Vなので、ちょっと低いので外部電源に変えて6V供給してもダメです。

基板側のレギュレーターは4.5Vになっているので電源は大丈夫

スイッチ端子を見てみます。

共通端子は4.6V、スイッチ端子は0Vなので

プルアップですね。配線は全部COBへ接続されています。

スイッチを押した状態では、スイッチ端子は0.46V低いですね。

共通端子は0.46Vなのでここが下がってはだめですね。

先はCOBなのでお手上げ状態になります。

 

COB基板を温めで動いた実績があるので、ヒートガンで軽く温めると

動きました。冷えるとやっぱりシャットダウン

再度温めて、発信機の波形を観測 3.58MHzですね

冷えると発信が止まります。

スイッチ端子の状態を見ると共通端子はスイッチを押しても4.6Vです?

でもしばらくするとまた故障状態へ

あきらめムードになってきましたが

 

もう一度温めて、キーボードをねじ止めして画面を見えるようにします音と両方チェック

 先に音が出なくなって、画面は表示されています、でも操作は反応しません。

 

また温めて動くようにして、オシロスコープのプローブを外すと音が停止して、画面が停止、操作もできません、プローブを繋ぐと発信が確認できて正常動作します。

どうも、発信用のコンデンサが容量不足に感じですね。

 発信機が不良でしょう。交換します。

見た感じは分かりませんが

物はありますので

 

COBの横にあります

サッサと交換

波形は

元の波形を記録していませんでしたが、波形が1.5倍くらい大きくなって

音も大きくなりました。

この状態でプローブを外しても動いています、発信機が不良だったようです。

その後組み立てて、しばらく操作したりしてチェックしましたが大丈夫でした。