~ぶらぶら江戸散歩~vol.94『骨董市めぐり』 | 文化家ブログ 「轍(わだち)」

文化家ブログ 「轍(わだち)」

美術や紀行、劇場や音楽などについて、面白そうな色々な情報を発信していくブログです。

江戸開府より約400年。東京下町には、江戸の息吹が今なお息づいております。
身近な江戸をぶらぶら散歩。新富に生まれた私、中西聡。
八丁堀・日本橋を中心に、江戸の町のちょっとした情報をお届けいたします。

みなさま、突然ですが、1か月のうちで、『骨董市』ってどれくらい開かれていると思いますか?!
当然、月によって変動はありますし、大きなものから、小さなものまで含めれば、数限りなくあるのかも知れませんが、ある規模で行われる定期的な骨董市は、東京では20~30あるようです。
「市」という程です。大勢の人が集まれるスペースが必要です。公園?を思いつく方が多いでしょうが、実は東京の『骨董市』は神社で開かれることが多いのです!!

骨董市は、皆さまのご想像の通りですが、茶碗や壺などのアンティークのものから、着物などの古着など、箪笥などの大きなものから、さらには新品のちょっとしたお土産物まで、それは、それは、さまざまな掘り出し物が揃う、蚤の市のようなものです。


さて、私が今回お邪魔しましたのは、そんな中でも、定期的(月3回/日曜日)に市が開かれます『富岡八幡宮』の骨董市にお邪魔しました。
「富岡八幡宮」につきましては、記念すべき第1回目のぶらぶら散歩にてご紹介をしておりますので、ぜひ、そちらも合わせてご覧頂ければ幸いです!!

富岡八幡宮の骨董市は、平成6年から始まったとの事。
今年でもう22年を迎えるのですね~!! 神社の境内だけではなく、最寄駅の門前仲町駅を降りますと、その参道からずっと即席づくりのお店が軒を連ねております。
どうやら、その数は200軒くらいのようです。

参道のお店を横目に、富岡八幡宮の境内へ一路向かいました。
茶道具をたくさん売っておりますお店を発見!!迷わずに向かいました。

長緒(ひもが長い)の仕覆(茶入れを保存する袋)で無造作に置かれいる大海(茶入れの形)を発見。なかなか良いな~と思い、手に取ってみると、数万円??!! 慌てて戻してしまいました。確かに、一期一会の良い品との出会いが醍醐味ですが、雑然と置かれた様子と値段の差に驚いた次第です!

 


他のお店を見てみますと、模造刀を売っているお店も。まさに、現在、会社を挙げて『週刊ビジュアル戦国王』に取り組んでおりますので、興味をそそられて、ジロジロとお店を見学いたしました。

 


日本人に交じって、外国の方も見かけます。そうした方へのちょうど良いお土産もありました。「ハンドタオル」と英語で書かれておりましたが、和柄のハンカチ?手ぬぐい?
お土産屋さんで買うよりも、雰囲気込みで、こうした骨董市で購入した方が、思い出に残るのかも知れません。

 


市の開催時間は、夕方5時までとなっておりますが、気が早いお店は3時頃から店じまいを始めてしまいます。お客さんも、ほかのお店を見ているうちに、さっさと片付けを始めてしまっておりました。
その手際の早いこと。慌てて戻って来たお客様に、また来週も同じ場所にいるので、大丈夫ですよ!!なんて声をかけておりました。
お店同士でも、もう顔見知りになっているのでしょうね!トラックに荷物を詰めながら、じゃ!また!!などと声を掛け合い、帰っていかれました。
結論は、早い時間に余裕を見て出かけられる事がオススメです!!

それでは、ぜひ皆様も、機会ありましたら、「骨董市」をブラブラしてみてください!!

 


この記事について