株式投資 指標解説

RSIとは?使い方から注意点まで、実践で使える知識を完全解説

2026年6月18日

RSI(相対力指数)は、株やFXのトレーダーが最もよく使うテクニカル指標のひとつだ。「買われすぎ・売られすぎ」をひと目で判断できるシンプルさが人気の理由だが、正しく使わないと逆に損をする落とし穴もある。この記事では、仕組み・使い方・注意点を実践ベースで解説する。

RSIとは何か

RSI(Relative Strength Index)は、1978年にJ・ウェルズ・ワイルダーが考案したモメンタム系のテクニカル指標だ。一定期間における「上昇幅の合計」と「下落幅の合計」の比率から、相場の勢いを0〜100の数値で表す。

計算式

RSI = 上昇幅の平均 ÷ (上昇幅の平均 + 下落幅の平均) × 100

※ 一般的な設定期間は14日間

難しく聞こえるが、要するに「直近の値動きのうち、上昇した日がどれだけ多くて、どれだけ強かったか」を数値化したものだ。RSIが高いほど買いが強く、低いほど売りが強い状態を意味する。

基本の見方:3つのゾーン

RSIは数値によって3つのゾーンに分けて読む。

70以上 — 買われすぎゾーン

上昇の勢いが強すぎる状態。反落(売り転換)のサインとして読む。

30〜70 — 中立ゾーン

トレンドに従う局面。RSIだけでは売買判断しにくい。

30以下 — 売られすぎゾーン

下落の勢いが強すぎる状態。反発(買い転換)のサインとして読む。

※ 数値は一般的な基準。設定は好みや銘柄によって調整する。

実践的な使い方 3パターン

1

逆張りエントリーの目安にする

RSIが30を下回ったら「そろそろ底かも」と買いを検討し、70を超えたら「そろそろ天井かも」と利確や空売りを検討する。最もシンプルで広く使われる方法だ。ただし後述の注意点もある。

2

ダイバージェンスを見る

株価が高値を更新しているのに、RSIの高値が切り下がっている状態を「弱気ダイバージェンス」と言い、天井転換のサインとされる。逆に株価が安値を更新しているのにRSIの安値が切り上がる「強気ダイバージェンス」は底打ちサインだ。上級者が特に重視する読み方。

3

他の指標と組み合わせる

RSI単体よりも、移動平均線やMACDと組み合わせると精度が上がる。例えば「移動平均線が上向きで、かつRSIが50を上抜けた」タイミングを買いサインとする使い方がある。

知らないと損する注意点 3つ

注意① 強いトレンド中は機能しない

急騰・急落トレンドが続く局面では、RSIが70以上に張り付いたまま株価がさらに上昇し続けることがある。「買われすぎだから売り」と逆張りすると、損失が膨らむ。トレンドが強い銘柄ではRSIを過信しないことが鉄則だ。

注意② 期間設定で結果が変わる

一般的な設定は14日間だが、9日や21日を使うトレーダーも多い。期間が短いと感度が上がりシグナルが頻出するが、ダマシも増える。期間が長いとシグナルは少ないが信頼性が上がる。自分のトレードスタイルに合わせて調整することが必要だ。

注意③ RSIだけで売買しない

RSIはあくまでも「補助指標」だ。ファンダメンタルズ(業績・決算)や他のテクニカル指標、出来高などと合わせて総合的に判断することが重要。RSIの数値だけを見て売買を決定するのは、初心者が陥りやすい罠のひとつだ。

まとめ

RSIは0〜100で「買われすぎ・売られすぎ」を測る指標。基本は30以下で買い、70以上で売りを検討。

ダイバージェンスの読み方を覚えると、より精度の高い判断ができる。

強いトレンド中や単独使用には限界がある。他の指標と組み合わせて使うのが鉄則。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。