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連載8回目 オリジナル短編小説

【アグレッション・デターレント】


💗【7回目からの続き】💗














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 【アグレッション・デターレント】


著者:jpt♂



【第三章 戦闘準備】



一.特殊超心理科学ハード研究室



なつみ達は6階へ降りた。


フロアーに出ると、左手に通路があった。


そこを歩いて行くとすぐ、それぞれの名前の書かれたドアがあった。


なつみは自分の名前の書かれたドアの前に立った。


ドアはシュッという音とともに自動的に開いた。


なつみは意を決してその部屋に入った。


ドアは自動的に閉り、かすかにシューという音がした。


サイ・・・「このドアは気密ドアです」


サイ・・・「この部屋は密封されました」


小さな2畳くらいの小部屋だった。


なつみがその部屋を見渡すと、何も無く部屋の前方の壁にドアがあった。


サイ・・・「前方のドアに進んで下さい。 なつみ」


サイの声を聞いて、なつみはほっとした。


なつみがドアの前に立つと、自動的にドアはスッと開いた。


そこは、さらに小さな部屋になっており、【脱衣】と書かれた小さな金属のカゴがあった。


サイ・・・「衣服は全て脱いで、そのカゴの中にいれて下さい」


なつみは驚き、恥ずかしくてモゾモゾしていた。


なつみ・・・「えーー、 いやよー」


サイ・・・「衣服は全て脱いで、そのカゴの中にいれて下さい」


従わない限り、繰り返し言われる事を悟ったなつみは、しぶしぶ下着を残して衣服をカゴの中に入れた。


なにも起こらない。


なつみ・・・「下着も脱ぐの?」


サイ・・・「はい、全て脱いで下さい」


なつみ・・・「えー」


なつみ・・・「ほんとにー」


なつみ・・・「いやだよー」


なつみ・・・「はずかしいよー」


サイ・・・「私はサイ、誰もいません。全て脱いで下さい」


ため息をついて、なつみはしぶしぶ下着も脱いで全裸となった。


脱いだ下着ををカゴの中に入れた。


すると一瞬の閃光が走り、衣服は一瞬のうちに全て焼却された。


なつみ・・・「えーっ」


なつみは驚いた。


服が無くなりいったいどうやって出たらいいのかと。


なつみは不安に襲われた。


よく見ると、その小さな部屋にも前面の壁にドアがあった。


サイ・・・「前面のドアに進んで下さい」


なつみは今度は意を決してドアに向かって歩きだした。


なつみがドアの前に立つとドアは自動的に開いた。


なつみはその部屋に入った。


その部屋は小さくタイル張りの部屋で排水口も付いていた。


ドアがシューという音とともに閉った。


サイ・・・「この部屋は密封されました」


なつみ・・・「戻れないの」


サイ・・・「戻る事は出来ません」


サイ・・・「前に進むだけです」


とその時、天井から蒸気が吹き出して来た。


またたくまに、 蒸気が部屋に充満した。


なつみ・・・「苦しくないけど、 少し薬の匂いがするわ」


サイ・・・「これから、 なつみの身体を消毒します」


なつみ・・・「ハイハイ、どうぞ」


なつみはやけくその態度で言った。


2,3分すると蒸気の熱でなつみの身体は少し汗ばんできた。


なつみの肢体がピンク色に染まってくると、 蒸気が止まり、次に天井から心地よいシャワー液が降ってきた。


そのシャワー液がなつみの全身を心地よく打った。


なつみ・・・「うわー、気持ちいいわ」


なつみ・・・「スッキリした気分よ」


形のいい乳房を水滴が伝って落ちた。


シャワーが数分間続いて止まった。


周りを見渡したが、体を拭くタオルがない。


なつみ・・・「タオルは」


サイ・・・「大丈夫です。 なつみ」


すぐに天井から乾燥用温風が吹き込んできた。


すぐに身体は乾いた。


なつみ・・・「今度はとうするの」


サイ・・・「ドアに進んで下さい」


なつみがドアの前に立つとシュッという音とともにドアが開いた。


なつみは次の部屋に全裸で入って行った。


部屋は少し広く、いろいろな計器や機器が部屋中の壁に埋め込まれていた。


部屋の中央に細いチューブが何本かくっついた透明な筒型のカプセルがぽつんと立っていた。


人一人入れそうな大きさだ 。


なつみ・・・「な〜にあれ」


サイ・・・「なつみ、そのカプセルに入って下さい」


もうどうにでもなれという気持ちで、なつみがふてぶてしくカプセルの前に立つと、カプセルのドアがスッと開いた。


なつみは、そのカプセルに入った。


スッと閉りシュッという音とともに密閉された。


サイ・・・「カプセルは準備完了しました」


サイ・・・「これから、超強化戦闘用プロテクターを装着します」


なつみ ・・・「え、なに、なに」


サイ・・・「これから超強化戦闘用プロテクターを装着します」


サイ・・・「両腕と両足を少し開いて下さい」


なつみは言われるとおり、両腕、両足を少し開く。


カプセルの上部と前後左右に付いているチュウブからオレンジ色のガスが吹き付けてきた。


一瞬息を止め、恐る恐る吸ってみた。


なつみ・・・「いい香りがするわ。苦しくもないわね」


サイ・・・「このガスはプロテクターを肌に馴染ませるための一次処理用ガスです」


サイ・・・「なつみの産毛の毛穴にまで染み込むんですよ」


2,3分でそのガスは急にスッとなくなった。


すると、すぐ温風が吹き込み、身体が乾いていった。


サイ・・・「そのままの姿勢でお待ち下さい」


なつみにはビックリの連続だった。


今度は、シューという音とともに、 淡いきれいなブルーのガスが吹き込んできた。


サイ・・・「目を閉じないで普通にしていて下さい」


 サイ・・・「呼吸も普通にして下さい」


なつみ・・・「うん」


なつみはツンとした刺激臭にちょっと顔をしかめた。


これも2,3分で、スッとガスが無くなった。


また、温風が吹き込み、身体を乾かした。


サイ・・・「超強化戦闘用プロテクターの装着は終わりました」


なつみ・・・「ふー」


なつみは一息ついて、自分の体をしげしげと見た。


身体の産毛の1本1本まで、 身体の全てが薄い膜で覆われていた。


なつみ・・・「何〜これ」


なつみ・・・「なんか付いてるわ」


サイ・・・「プロテクターは装着されました。


サイ・・・「その薄い皮膜がなつみを守ってくれます」


サイ・・・「それは生体的には皮膚と同じです」


サイ・・・「その薄い膜は、4000度の熱と、どんな衝撃にも耐える超強化戦闘用プロテクターです」


サイ・・・「外部から加えられるどんなエネルギーも拡散し逃がしてしまう皮膜なのです」


サイ・・・「ここの研究所で科学技術の粋を集めて、最近完成した技術です」


サイ・・・「さあ、カプセルから出て、服を着て下さい」


なつみ・・・「は〜」


カプセルのドアがスッと開いた。


なつみがそのカプセルから出ると、目の前にテーブルがあり、そこに衣服が乗っていた。


サイ・・・「その洋服は普通の洋服に見えますが、ここの研究所で開発した特別製のプロテクターです」


サイ・・・「その洋服型プロテクターで最初の熱や衝撃を拡散します」


サイ・・・「そのヘッドギアは、なつみの脳波を感知し能力を増幅するブースターです」


サイ・・・「また、そのヘッドギアに付いてる左目用眼鏡は、超微細色素判別アイスコープです」


サイ・・・「それで見る事で、敵の姿を確認する事ができます」


なつみ・・・「サイ、ありがとう」


なつみはいそいで洋服型プロテクターを装着した。


なつみ・・・「驚いたわ、このお洋服、私の身体にフィットしていて、着心地がすごく良いわ」


サイ・・「おほめいただいて嬉しいです」


一番上に着たベストには、ポケットがたくさん付いていた。


サイ・・・「右手のエレベーターで地下4階に行って下さい」


なつみ・・・「うん」



【 続く 】













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連載7回目





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【6回目からの続き】














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【 6回目からの続き 】 



 十.ふたたび会議室


 既に、所長と佐伯、高倉、 吉良、大橋、甲斐が席について待っていた。


所長はコーヒーを一口グッと飲み、おもむろに言った。


所長・・・「皆さん席に着いたところで」


所長・・・「さあ始めようか、佐伯君」


佐伯・・・「はっ」


前面の大型スクリーンが輝き、佐伯の撮ってきた1件目の事件現場が映し出された。


佐伯・・・「みなさんもニュース等で知っていると思いますが、 現在、奇怪な事件が発生しています」


佐伯・・・「今、見ているのは1件目の事件現場です」


佐伯・・・「奇怪と言ったのは、この被害者を見てください」


佐伯・・・「どの遺体にもレーザーメスでスパッと切り取られたような大きな傷口です」


なつみも裕子も惨殺された死体を見るのは初めてだった。


思わず両手で顔を覆った。


佐伯・・・「これは、強力なパワーのレーザーガンのたぐいで撃たれた場合に、こういう具合になるそうです」


所長・・・「それも小型の」


所長・・・「また、行方不明者も出ている」


裕子・・・「うーー、ぞっとするわね。鳥肌が立ったわ」


前面のスクリーンに映し出されている映像を見て、なつみと顔を見合わせた。


なつみも蒼白く緊張した顔をしていた。


映像が変わった。


佐伯・・・「2件目も現場の状況は同じでした」


また映像が変わった。


佐伯・・・「3件目はこの近くです」


佐伯・・・「現場の状況はこれまでと同じです」


そこまで説明した時、母の祈叉が言った。


祈叉(おばあちゃん)・・・「この3件の現場の映像にそれぞれなにかいるみたいね」


祈叉・・・「この映像の中では、あそこの茂みにいるように感じるわ」


みんなその指差した場所を見たがなにも見えなかった。


祈叉・・・「私にも見えないけど、あそこからなにかパワーが感じるのよ」


祈叉・・・「前の2件の映像にもそういうところがあったわね」


祈叉・・・「こちらを観察しているような感じだったわね」


佐伯は驚きを隠せない様子で、じつはと続けた。


佐伯・・・「じつは、 小型レーザーガンと言う様なSFチックな武器は、現在この地球上には無いのです」


裕子・・・「えっ」


この部屋にいる全員が、驚きの声を上げた。


父の鬼三郎・・・「それはどういう事ですか。


所長・・・「これは推測ですが」


佐伯・・・「地球外生命体がこの地球に、既に来ていると推測されると言う事です」


佐伯・・・「宇宙船らしきもの、 未確認飛行物体などの情報は皆無ですが」


佐伯・・・「強力なレーザーガン以外にどんな武器を持っているかは、全くわかりません」


佐伯は深いため息をついた。


佐伯・・・「この地球上の科学技術をはるかにしのぐ高度の科学技術を持っているだろうということは、容易に想像できます。」


佐伯・・・ 「武力ではこちらに勝ち目は無いでしょう」


佐伯・・・「ミサイルを撃つにも敵の位置がわからない」


佐伯・・・「たとえわかってミサイル攻撃したところでなんのダメージも与えられないかもしれない」


佐伯・・・「技術力が違いすぎるからです」


佐伯・・・「同様の事件は、わが国以外でも起きています」


佐伯・・・「極秘ではありますが、政府は非常事態宣言を発令しました」


佐伯・・・「極秘にしたのは国民のパニックを恐れたからです」


鬼三郎・・・「なるほど、それで我々鬼神一族が招集されたと言うわけか」


佐伯・・・「はい、そういう訳で政府はアグレッション・デターレントレベル3を発令したのです」


裕子・・・「アグレッション・デターレントレベル3て何ですか」


鬼三郎・・・「それは、超科学的な、超自然的な事件に極秘に対応するためのプロジェクト遂行指令なんだよ」


なつみ・・・「お父さん、知ってたの」


なつみは驚いて聞いた。


鬼三郎・・・「ああ、これは鬼神一族に代々伝えられてきた事だからね」


鬼三郎は悲しそうに言った。


鬼三郎・・・「こんな事件に巻き込まれず一生を終えれたらと願っていたんだよ」


鬼三郎・・・「おまえたちをこのような事件に駆り出さなければならなくなったとは」


佐伯の説明が続いた。


佐伯・・・「じつは、我々防衛省にも特殊科学特務部隊がありますよ」


佐伯・・・「彼女らは地下5階の特殊超心理科学研究室で、超能力強化の訓練に励んでいるところです」


佐伯・・・「あなたたち鬼神一族のレベルにはほど遠いレベルだとは思いますが」


佐伯・・・「あとは、地下6階でハード面の研究をしておりまして、今回はつい最近になって開発された超強化プロテクターがあります」


佐伯・・・「隊員4名には、お祖父様と祈叉さんの指示に従って、この研究所にバリアーを張ってもらいます」


佐伯・・・「残り6名の隊員にはバリアーを破って侵入して来た敵の攻撃を防御させます」


佐伯・・・「あなたたち鬼神一族には事件現場に行ってもらいます」


佐伯・・・「そこでやつらを見つけ、 殲滅する事が、あなたたちに与えられた指令です」


佐伯・・・ 「徳郎さんには皆さんとは別行動をとってもらいます」


佐伯は一気に話した。


佐伯・・・「ふうー」


佐伯は一息ついた。


佐伯・・・「みなさん、よろしくお願いします」


佐伯が敬礼し、裕子となつみは顔を見合わせた。


祖父・・・「ちゃんと役目を果たせるかな、なつみに裕子」


おじいちゃんの声がなつみと裕子の頭の中でひびいた。


なつみと裕子は同時に祖父を見た。


鬼三郎はにこっと笑った。


祖父・・・「そう、おじいちゃんの持つ能力はテレパシーなんじゃよ」


なつみと裕子の頭の中にひびいた。


なつみと裕子は、大きく目を見開いて驚いた。


なつみ・・・「おじいちゃんも、おばあちゃんも何か能力を持っていたの?」


裕子・・・「知らなかったー」


前面のスクリーンに別の映像が映し出された。


AIのサイが優しい声で言った。


サイ・・・「画面を見てください」


サイ・・・「事件現場の映像の中で、祈叉さんの指摘した部分を微細色素分析処理ししましたら、ある影が現れました」


映し出された映像を見ると、そこにはおぼろげながらぼんやりと人の形をした影が現れた。


影は人間ではない、ぞっとする忌まわしい体型をしていた。


影は聖書に出て来る悪魔の姿に似ている。


顔には見覚えがあった、それは民話に出てくる鬼の顔に似ていた。


影は背にがっしりとした羽らしきものがある。


影の顔面の額あたりには短い角らしきものがあるように見える。


影の背丈は2メートル前後と画面に数字が出ている。


影は周りの景色に溶け込んで、じっとこちらを見ている。


吉良・・・「まるでカメレオンだな」


佐伯・・・「これはやつらの体型にに合わせた、周りの景色に溶け込める戦闘服なんだろう」


佐伯・・・「たぶんやつらの宇宙船もこのように周りの景色に完全に溶け込んでいるのだろう」


佐伯・・・「それにレーダー波を完全に吸収する物質で覆われているからレーダーにも写らない」


所長・・・「これは厄介な事になったな」


所長は苦悩で眉間に皺をよせている。


サイ・・・「こちらの超強化戦闘プロテクターの一つである頭部装着装置に超微細色素判別アイスコープを 付けました」


佐伯・・・「そうすると、景色に溶け込んでいる敵を見る事が出来ると言う事か」


高倉・・・「なんとか戦えるな」


裕子・・・「あなたたちも行くんですか」


大橋・・・「はい」


吉良・・・「あなたたちの足手まといにならないように頑張りますよ」


吉良・・・「肉弾戦になったらまかせて下さい」


裕子・・・「私達は素人よ」


所長・・・「いえ、あなた達には代々、既に戦闘DNAが組み込まれているのです」


所長・・・「身に危険が迫れば戦闘能力が覚醒しますよ」


佐伯・・・「それでは皆さん6階へ降りて、超強化戦闘プロテクターを身に着けて来て下さい」 



【 続く 】















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《 5回目からの続き 》













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《 5回目からの続き 》💗 


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 [アグレッション・デターレント] 


 著者:jpt♂ 


【 5回目からの続き 】




七.会議室


前面の大スクリーンが輝き、次に建物の三次元断面図が浮かび上がった。


所長・・・「佐伯君、始めてくれ給え」


佐伯・・・「ここに表示している建物は、今我々がいるこの建物、 防衛省東北地区科学情報部特務研究所です」


いつから、いつのまにこのような建物を作ったのか、この建物の内装、 設備は現代科学の粋を集驚くべきものだった。


そして説明が始まった。


驚くべき内容だった。


佐伯・・・「まず本題に入る前にここの建物の説明をしておかなければなりません」


佐伯・・・「この地域は地名でもわかるように、地面のすぐ下は岩盤になっています」


佐伯・・・「この建物はその岩盤を刳り貫いて、地下10階まであります」 


佐伯・・・「そのため、核攻撃にも耐えうるシェルターの役目もかねています」


佐伯・・・「地下1階は駐車場、地下2階は倉庫、食料や研究資材等が厳重に保管されています」


佐伯・・・「地下3階は食堂と娯楽室、リラクゼーションルーム、 スポーツルーム等があります」


佐伯・・・「地下4階は会議室が3室と寝室が15室あります」


佐伯・・・「今日からここでお休み下さい」


佐伯・・・「地下5階は特殊超心理科学研究室があり、主にソフト面の研究が行われています」


佐伯・・・「我が防衛省の特殊科学特務部隊の精鋭も既に昨夜到着してそこにいます」


佐伯・・・「地下6階では特殊超心理科学のハード面の研究が行われています」


佐伯・・・「地下7階は医療室ここには外科、内科その他あらゆる病気や怪我に対処出来るようになっています」


佐伯・・・「地下8階は医療研究室のフロアーです」


佐伯・・・「地下9階は無菌医療室になっています」


佐伯・・・「地下10階はこの建物の維持管理をする機材や設備があります」


佐伯・・・「空調や情報処理のためのコンピューター、通信機器等設置しています」


佐伯・・・「ここの地上の灯台の頭の部分にはパラボラアンテナが組み込まれていて、 本部との通信、軍事衛星や気象衛星、地球探査衛星、通信衛星からの電波を受信しています」






佐伯・・・「既にみなさんの声紋と網膜パターンはサイに登録済みです」


佐伯・・・「あ、サイとはコンピュータシステムの事です」


佐伯・・・「今日は夜も遅いし、お疲れでしょから、これくらいにしましょう」


佐伯・・・「なぜみなさんがここに招集されたのか、これからの行動計画等詳しいことは、 明日お話しましょう」


と言って説明は終わった。


佐伯は、この子達はこれからどんな運命を辿るのだろうか。


生き残れるのだろうかと考えると憂鬱であり悲しくもあり不安でもあった。


所長・・・「解散、ゆっくりお休み下さい」


所長は席を立ち佐伯と奥へ行った。


なつみも裕子も自分が今どういう状況に居るのか、悪い夢でも見ているのか、頭の中がパンクしそうな思いで顔を見合わせた。


いったいぜんたいこれはなんの〜!! 


なつみも裕子も頭をかきむしりたい衝動にかられた。



八.朝



サイ・・・「なつみ、おはようございます」


サイ・・・「なつみ、おはようございます。朝です。 起きて下さい」


なつみは、ハッとして起き上がった。


なつみは、いつもの自分のベッドでないことに気づいた。


なつみ・・・「私はまだ眠っているのかなあ、これは夢じゃないかな、目覚めたらいつもの私の部屋じゃないかしら」


女性の優しい声がした。


なつみは寝返りをうった。


女性の優しい声がした。


なつみ・・・「だれ」


なつみ・・・「ここはどこ」


なつみは目をこすった。


サイ・・・「ここは研究所よ」


サイ・・・「昨日あなたたちはここに来たのよ」


なつみ・・・「あっ、そうか、忘れてたわ」


そして昨日の事を思い出した。


サイ・・・「私はサイよ。なつみ、はじめまして」


サイ・・・「ここのコンピュータ。人工知能よ」


サイ・・・「みんなは、私にサイという名前をつけたの」


なつみ・・・「そうなの」


となつみはつぶやいた。


なつみは気の無い返事をした。


サイ・・・「食事の用意が出来ていますよ。着替えて食堂へ行って下さい」 


女性の優しい声で言った。


なつみ・・・「うん」


なつみは元気の無い返事をし、声に従った。


なつみ・・・「やっぱり夢じゃないんだ」


がっかりしながらつぶやいた。


なつみはいそいで着替えて顔を洗って、歯を磨いてスッピンで部屋を出た。


ちょうど 裕子も部屋を出てきたところだった。


なつみ・・・「どうしてここに連れてこられたのか、姉ちゃん知ってる?」 


裕子 ・・・「さー、知らないわ」


裕子 ・・・「さあ、食堂へ行きましょう」


裕子 ・・・「お腹がすいたわ」


裕子はブスッとして言った。


寝起きは機嫌が悪いのだ。


エレベーターの前に立つと、ドアがスッと開いた。


エレベータに乗り込むとドアはスッと閉じた。


裕子・・・「3階へ」


エレベーターはウィーンというモーター音と共に、かすかに動いた。


すぐにドアが開いた。



 九.食堂



食堂はエンジニアや研究者たちの食事でざわついていた。


父と母、おじいちゃん、おばあちゃん、徳郎おじさんが何事か厳しい顔で話しながら食事をしていた。


なつみ達が来た事を察すると、にこやかに言った。


父鬼三郎・・・「おはよう 」


裕子・・・「おはよう」


なつみ・・・「おはよう」


なつみ・・・「お父さん、私たちはなんでここに集められたの?」


裕子・・・「私達が防衛省に集められるなんて、いったいなんなのかしら」 


裕子・・・「だいたい私達、民間人に何が出来るというのかしら。 何も訓練受けてないし」


なつみ・・・「そうよ、 私達民間人よ」


母智恵・・・「まあまあ、ここはセルフサービスだから、自分の好きなものを選んできてね」


鬼三郎・・・「後で説明があると思うよ」


智恵・・・「食事しましょう」


父の弟徳郎・・・「腹が減っては戦が出来ないと言うからな」


裕子となつみは、ひさしぶりに新鮮なお魚料理を食べ、幸せな気持ちになった。


食事が終わり、全員で地下4階へ戻った。



【 続く 】














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【 4回目からの続き 】



五.裕子を乗せた車内



 裕子・・・「都内じゃないんですか? 」


高倉・・・「ええ、防衛省東北地区科学情報部特務研究所へお連れします」


裕子・・・「そこってどこにあるんですか」


裕子の頭の中裕子・・・「青森県との県境、灯台」

吉良と高倉の断片的な思考を裕子は読み取った。






 裕子・・・「なぁんだ、そこなの」


裕子・・・「私の田舎じゃないの」


裕子・・・「でも私の田舎には防衛省東北地区科学情報課特務研究所なんてなかったわよ」


吉良・・・「えっ」


吉良・・・「なぜ行き先を知っているんですか」


高倉・・・「これは、極秘なんですよ」


裕子・・・「あなたも相棒さんも、さっきちょと考えたでしょう」


裕子・・・「あなたたち、私の事、なにも知らされていないの」


高倉・・・「ええ、詳しいことはなにも」


裕子・・・「あそこにはなにもなかったわよ」


高倉・・・「いえ、行けばわかります」


高倉・・・「自己紹介させて下さい、私は高倉、そしてそちらに居るのは吉良です」


吉良・・・「吉良です、よろしく」


大橋・・・「あなたのボディガードを命令されています」


大橋・・・「これからは一緒に行動させてもらいます」


裕子・・・「えー、ボディガードって?」



六 .再会



車は北へ北へと疾走し、 あたりは暗闇につつまれていった。


車は海岸線の道路を走っていた。


家々の明かりがとだえ、しばらく走ったところで、前方にそびえ立つ岩壁、その上に小さな無人の灯台が現れた。





裕子・・・「なつかしい風景だわ」


岩壁のふもとの、小さなお店に車を乗り着けた。




その窓から明かりがもれていた。


裕子と高倉、 吉良は、岩壁のふもとの小さなお店に入って行った。


お店の主人・・・「いらっしゃいませ」とうやうやしく言った。


「吉良」・・・「ああ」


高倉、吉良が身分証をチラッと見せた。


お店の主人・・・「奥へどうぞ」


裕子と高倉、吉良か奥の部屋に入った。


何も無い四方がピカピカの鋼鉄の部屋に入った。


吉良・・・「4階へ」


この部屋がかすかに動く。


高倉・・・「この部屋は、エレベーターです」


高倉・・・「サイに登録してある声紋の声でしか動かないようになっています」


高倉・・・「これから地下4階に行きます」


裕子・・・「えっ」


裕子・・・「このお店にこんな仕掛けがあったなんて夢にも思わなかったわ」


吉良・・・「ここが防衛省東北地区科学情報部特務研究所です」


十数秒で地下4階に着く。


ドアが開くと広いフロアーが目の前に広がった。


フロアーの右手にドアがあった。


裕子一行はそのドアに向かった。


裕子はその部屋に精神を集中した。


裕子の頭には、聞き覚えのある声が沢山響いていた。


裕子・・・「あれれ、おじいちゃんとおばあちゃんも来ているの」


裕子・・・「なつみも来ているみたいね」


吉良がドアを開けた。


裕子・・・「おまたせ」


なつみ・・・「あっ、姉ちゃん」


なつみ・・・「私も今来たばかりよ」


祖父・・・「よく来たね」


祈叉・・・「こっちへおいで」


部屋の奥から声がした。


吉良・・・「所長、 ただいまお連れしました」


所長・・・「ごくろう」


部屋の奥から、 所長と佐伯が現れた。


所長・・・「私がここの所長の鈴木です」


佐伯・・・「私が副所長の佐伯です」


佐伯・・・「あなたたちのお父上でいらっしゃる鬼三郎様とお母上でいらっしゃいます智恵様は、既にここに到着していますよ」


佐伯・・・「あと一名、もうじき来ますからもう少し待っていて下さい」


しばらく、おじいちゃんとおばあちゃんと、東京の生活のこと、店のこと等話していた時、 急にドアが開いた。


徳郎・・・「遅くなりました」


裕子・・・「あっ。徳郎おじさん」


徳郎・・・「よお、裕子になつみ、よく来たね」


なつみ・・・「徳郎おじさんも」


佐伯はテーブルの上のコンソールの一つのボタンを押した。


まもなく、なつみの父、鬼三郎と母、 智恵が現れた。


鬼三郎 ・・・「ちょっと5階の研究室へ行ってきたんだ」


所長・・・「みなさんよく来て下さいました」


所長・・・「さて、これで全員そろいましたからお話しましょう」


裕子・・・「いやな予感がするわ」


 なつみにそっとつぶやいた。



 【 続く 】














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連載4回目




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【 3回目からの続き 】



四.秘密基地



あたりは暗闇に包まれ、車のヘッドライトで前方だけが明るく照らされていた。


なつみは、この暗がりの中でもぼんやり見える家々など眺めていた。


車は海岸線の道路を走っていた。


なつみは、どこかで見た景色だなと思っていた。


家々の明かりがとだえ、しばらく走ったところで前方にそびえ立つ岩壁が現れた。


その上に小さな無人の灯台が周期的に明かりを発している。





岩壁のふもとには、小さなお店があった。


その窓から明かりがもれていた。


なつみ・・・「あれ、ここは、私の田舎よ」。


甲斐・・・「そうです、ここは県境、前方の灯台の向こう側は青森県です」


甲斐・・・「県立自然公園に指定されているここは、すごく景色のいい漁村だね」


なつみと、ボディーガード二名は、岩壁ふもとの小さなお店に入った。


店の主人・・・「いらっしゃいませ」

とうやうやしく言った。


大橋・・・「ああ」


大橋が身分証をチラッと見せた。


お店の主人の目が一瞬、鋭く光った。


甲斐が身分証をチラッと見せた。


お店の主人がうなずく。


店の主人・・・「奥へどうぞ」


なつみと大橋二等陸、甲斐は奥の部屋に入った。


壁がピカピカの鋼鉄の部屋だった。


何も無い部屋。


モーター音と共に、この部屋がかすかに動く。


甲斐・・・「4階へ」


なつみ・・・「あっ」


大橋・・・「この部屋は、エレベーターになっているんだよ」


大橋・・・「サイに登録してある声紋の声でしか動かないようになっているんだ」


大橋・・・「これから地下4階に行くんだよ、地下しかないからね」


甲斐・・・「ここが防衛省東北地区科学情報部特務研究所だ」


十数秒で地下4階に着く。


ドアが開くと広いフロアーが目の前に広がった。


なつみ・・・「ピカピカの大理石のような床ね」


甲斐・・・「これは大理石じゃないんだよ、 大理石に似せて作ったシールド、超合金でできているんだ」


なつみ・・・「へー」


フロアーの右手にドアがあった。


なつみ一行はそのドアに向かった。


なつみは急に不安になった。


いったいあの部屋になにがあるんだろう。


なつみは疲れていたが、いざという時にはいつでもサイキックを使えるように、精神の集中をはかった。


今日一日の出来事があまりにも信じられないようなことばかりで、精神力が人並みはずれて優れているなつみの精神力も、さすがにストレスが極限状態だった。


甲斐はドアを開けた。


なつみ・・・「あっ」となつみの声にならない声が口からもれた。


なつみ・・・「おばあちゃん!!」


なつみ・・・「あっ、おじいちゃんも」


なつみの、おじいちゃんとおばあちゃんが、にこにこしながら手招きしていた。


なつみは、ほっとした面持ちで部屋に入った。


大橋・・・「所長、 ただいまお連れしました」


鈴木所長・・・「ごくろう」


部屋の奥から所長と佐伯が現れた。


鈴木所長・・・「私がこの研究所所長の鈴木です」


佐伯・・・「私が副所長の佐伯です」



【 続く 】













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[アグレッション・デターレント]


連載3回












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[アグレッション・デターレント] 

連載3回目

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 [アグレッション・デターレント] 

 著者:jpt♂

【 2回目からの続き 】


[第二章 指令アグレッション・デターレント]

 一.なつみのバイト先のコンビニ


なつみがお店の窓から見ていると、黒のワゴン車から背の高い屈強な男が二名降りた。

そのまま店に入って来るようだ。

まもなく、あわただしく店長の靖子(やすこ)がなつみを呼んだ。

靖子・・・「鬼神さん」

靖子・・・「なつみさん」

靖子・・・「ちょっと」

靖子・・・「私はなにがなんだかわからないし、何も知らないけど、あなた、これからこの人たちと一 緒に防衛省に来てほしいと言うのよ」

靖子・・・「防衛省にも確認したわ」

靖子・・・「あなたのお父さんとお母さんも行っているそうよ」

なつみはなんがなんだか分からないまま、二人の大男に挟まれるかっこうでお店を出た。

いったいどうなってるの?となつみは思った。

なつみは不安ではあったが、ちょっとしたいたずら心が沸いてきた。

なつみは右の横にいる大男の太股に、ちょっとだけサイキックを飛ばしてみることにした。

なつみ・・・「ふっ」

小さく声がもれた。

と同時に右手の人差し指をちょっと弾いた 。

かすかにピチッという音がした。

甲斐三等陸佐・・・「おっ」

と言いながらよろめいた。

なつみ・・・「くすっ」

と笑ったがすぐに、なにくわぬ顔をした。

誰にも明かした事の無いなつみの秘密だ。

大橋二等陸佐 ・・・「どうした」

甲斐三等陸佐・・・「いっいや、なんでもない」

甲斐三等陸佐・・・「ちょっと太股を後ろから押された様な感じがしただけだ」

ふうと息をもらしながら首を振った。

なつみは二人の大男と共に、黒のワゴン車に乗り込んだ。

大橋と甲斐はこれから、指令アグレッション・デターレントが解除されるまで、 なつみのボディガードとして生活をともにする事になるのだ。


二.裕子の会社

姉裕子は、同僚のゆかりと社員食堂で昼食を取っていた。

ふと、自分に会いに来るという思念を感じた。

時間とともに、その思念が徐々に強くなって来るのを感じていた。

さっきの思念がすぐ近くに感じた。

その思念の発している方向を見ると二人の男がそこにいた。

一人は太った大男で、赤いだんご鼻の男 (吉良)だ。

もう一人は端正な顔立ちの、 中肉中背の男(高倉)だった。

吉良三等陸佐 ・・・「あそこだ」

高倉二等陸佐 ・・・「ああ」

と言う声裕子の頭のなかに聞こえた。

その男達はつかつかと裕子に近づいてきた。

裕子の頭の中・・・「裕子さんですね」という思念が響く。

高倉二等陸佐・・・「裕子さんですね」

ゆかり・・・「あなたたちはなに」

ゆかり・・・「変な事すると大声出すわよ」

ゆかりは目をつりあげて言った。

裕子の頭の中に「私たちは防衛省の者です」という思念が響く。

裕子・・・「いいのよ、ゆかり」

裕子・・・「この人たちは、防衛省の人よ」

吉良三等陸佐と高倉二等陸佐は驚いて顔を見合わせた。

裕子が誰にも言わずに隠し持っている特殊能力は、対象相手の心を読むことが出来、また、 周りから自分に向かって来る思念や、意識を感じ取ることが出来るのである。

高倉二等陸佐 ・・・「私たちは防衛省の者です」

吉良三等陸佐と高倉二等陸佐は背広の内ポケットから身分証明書を取り出し裕子に見せた。

高倉二等陸佐・・・「私達と一緒に防衛省までご同行願いたいのです」

裕子・・・「ゆかりごめんね。私、この人たちと一緒に防衛省に行ってくるわ」

裕子・・・「私に用事があるみたいだから」

裕子は吉良三等陸佐は好きになれなかったが、この高倉二等陸佐には一目みた時から好感を持った。

裕子は面食いだっのだ。

二人は裕子のボデーガードである。


三.黒いワゴン車内

黒いワゴン車は都内を抜けて一路東北のある地点をめざしていた。

なつみ・・・「どこへ行くんですか」

なつみ・・・「こっちに防衛省はあるんですか」

大橋・・・「はい、私達は防衛省特殊科学特務部隊に所属しています」

大橋・・・「これから、なつみさんを、防衛省東北地区科学情報部特務研究所へお連れします」

大橋・・・「自己紹介させて下さい、私は大橋、そしてそちらに居るのが甲斐三等陸佐です」

甲斐・・・「甲斐です、よろしく」

大橋・・・「あなたのボディガードを命じられたのです」

大橋・・・「これからは一緒に行動させてもらいます」

甲斐・・・「目的地は、なつみさんの知っている場所ですよ」

甲斐はにやりと笑う。
大橋・・・「到着は夜になりますから眠かったら眠ってていいですよ」

なつみは、うとうとしていた。

なつみは長時間、車にゆられ、かなりの疲労感があった。

そもそもなつみは車が嫌いだった。

大橋も甲斐も疲労とは無縁の顔をしていた。

甲斐・・・「なつみさん、もうすぐ着きますよ」



【 続く 】


















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連載2回目



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【 1回目からの続き 】


五.事件現場


防衛省特殊科学情報部の佐伯は、3件目の奇怪な殺人事件現場に立っていた。


佐伯はこの事件の異様さに身震いした。


周りでは、秋田県警の刑事と地元警察官、 秋田県警の鑑識数名がてきぱきと、また慎重に現場を調査している。


遺体の胸には大きな丸い穴が開いていた。


それは、レーザーメスでスパッと切り取られたような穴になっていた。


佐伯・・・「チッ、同じだ」


斎藤巡査 ・・・「こんな遺体はこれまで見たこともない」


今度もまたこの遺体の異常さは際立っていた。


五味巡査・・・「いったいどうなってるんだ」


佐藤巡査・・・「どうしたらこうなるんだ」


警官達は低いだみ声でつぶやいた。


佐伯は現場の状況と周りの風景を、 高性能デジタルビデオカメラに撮影し帰途についた。



六.防衛省某所


ドアの表示には第三会議室となっており、その下に赤い文字で、部外者立ち入り禁止となっている。


中はこじんまりとした会議室で、 前方の壁に大型スクリーンがはめ込まれている。


そこには、佐伯とその上司の本宮陸補、 防衛大臣、 内閣官房長官、そして総理大臣が席について、それぞれ席についたのを確認して、 佐伯の報告が始まった。


前方のスクリーンに、佐伯の高性能デジタルビデオカメラに撮影された映像が写しだされた。


佐伯・・・「発生場所は北海道釧路市の郊外です」


佐伯・・・「この遺体を見てください」


佐伯・・・「どの遺体にも胸に大きな丸い穴が開いています」


佐伯・・・「2件目、3件目とも同じ状況です」


官房長官・・・「武器ははなにかね」


佐伯・・・「わかりません」


佐伯・・・「ただ、レーザーメスでスパッと切り取られたような傷口です」


総理はだまって腕組みして聞いていた。


しかし、組まれたその腕には力が入っているのかわかった。


この方法で冷静さを保つのが総理のやりかただった。


本宮陸補・・・「この様な傷口となる武器を、 特殊鑑識チームに分析させているのですが、いまだ不明です」


防衛大臣・・・「ただ現代の科学技術では、このような傷口を作るのは不可能だということだけわかっておるんだね?」


本宮陸補 ・・・「強力なパワーのレーザーガンのたぐいだと思われますね」


緊張した面持ちで言った。


総理・・・「そ、そのような兵器を持っている国はどこかね」


身を乗り出して聞く。


佐伯・・・「これほど強力なパワーを持つ小型武器を持っている国は、今現在わかっている限り地球上にはありません」


官房長官・・・「とすると、 どういう事かね」


佐伯・・・「まだ確証はつかんでいないのですが、地球外生命体」


官房長官・・・「な、なんと」


総理・・・「なんということだ、レーダーにも写らない、 我が国の世界一をほこる科学技術以上の科学技術を持つ何者かがいるということか」


総理は青ざめた顔で深いため息とともに言った。


防衛大臣・・・「世界各国で同様の事件がおこっておるが」


防衛大臣・・・「これも同じ仲間か」


防衛大臣・・・「結論を言うと、未知の生命体、それも我々の科学技術よりも進んだ科学技術を持った者が、既にこの地球に侵入したと言う事か」


官房長官もうなづいた。


官房長官・・・「総理、非常事態を宣言しましょう」


総理は目をつむり、しばらく考えた後パッと目を開け言った。


総理・・・「非常事態を宣言しよう」


総理・・・「ただしこれを世間に発表するとパニックになる」


総理・・・「極秘ということにしよう」


官房長官・・・「我々の科学技術では刃が立たないとなると、どう対処するつもりかね」


本宮陸補・・・「はっ、 自分はアグレッション・デターレントを発令したいと思っています」


防衛大臣・・・「現在、我が国が地球外生命体に対処出来るとしら、この作戦しかないか」


防衛大臣・・・「よし、 それでよし」



七.本宮陸補の個室


本宮・・・「例のメンバーを例の場所に集めてくれたまえ、佐伯君」


本宮・・・「鬼神一族の超能力とはどの程度のパワーなのか知ってるのかね?」


佐伯・・・「いえ、知りません」


佐伯・・・「ただ、我々の特殊科学特務部隊以上のパワーを持っているとは言われていますが」


本宮・・・「彼らの超能力が、はたして地球外生命体の科学技術に通用するのだろうか」


佐伯・・・「いえ、わかりません。 鬼神一族につていはなにもわかっていないのです」


佐伯・・・「今回の作戦は、古くからの言い伝えによって作られたものと聞いております」


佐伯・・・「秘中の秘だと」


本宮・・・「人類の存亡は彼ら、鬼神一族にかかっているという事か。ぞっとするね、 佐伯君」



【 続く 】















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[第一章 非常事態宣言]



一.人里離れたガレージの中


黒い覆面をし、防衛省隊員の迷彩服を着た特殊科学特務員の圭が、柱の陰から辺りの気配を伺っている。


少し離れた場所で、ドラム缶の陰から、もう一名の黒い覆面をした特殊科学特務員の愛が、辺りの気配を伺っている。


柱の陰に隠れていた圭が向かい側の柱まで全速で走る。


愛・・・ 「やっ!!」


愛が発したサイキックが圭めがけて飛ぶ。


圭・・・ 「やっ!!」


圭もサイキックを飛ばす。


お互いのサイキックがぶつかり合い、ドウンという音とともに地面が揺れた。


圭・・・「まだまだ弱いよ!」


圭・・・「それに、もっともっと反射神経を鍛えなきゃ!!」


愛・・・「うん!!」

と、愛の頭の中に、瞳からの声が直接入って来た。


愛・・・「瞳からのテレパシーだわ」


愛・・・「研究所に戻れって言ってるよ」


圭・・・「わかったわ」


圭・・・「今どこにいる」


瞳・・・「私も今研究所に着いた所よ」


圭・・・「すぐ戻るわ」


圭・・・「愛、戻るわよ」


愛・・・「うん!!」



二.夜の山中



突然、夜空のある一点が明るくなった。


その光点が次第に大きくなり、ふっと円盤型UFOが青く光輝いて現れた。


UFOが静かに山中に降りて来る。


地面には着陸せず途中で宙に浮いていた。


UFOから黄色い光の柱が地面に降りて来た。


UFOの周りが突然ゆらりと揺らぎ、UFO全体を緑色のもやが包み込んだ。


人類最大の危機が、今発生した事を誰一人として知る者はいない。


光の中を何かが降りて来る。



三.鬼神家の朝



なつみと姉の裕子は、鬼三郎(父)のトイレに行く物音で起こされた。


なつみが洗面所へ行くと、 裕子もちょうど起きて来た。


鬼三郎は、玄関のポストから配達された新聞を取って来て、リビングに戻り新聞をテーブルに広げた。


そして、おもむろに冷蔵庫からアイスコーヒーと牛乳を出しコーヒー牛乳を作った。


テーブルの上のパンとコーヒー牛乳で、朝食を取りながら新聞を読むのが、鬼三郎の日課だった。


なつみと裕子もテーブルに着いた。


朝のニュースを見ながらパンで朝食を取るのが姉妹の日課である。


智恵(母)はまだ布団の中で睡眠中だ。


テレビニュースでは、奇怪な殺人事件が起きている事を報道していた。


これで連続して3件目、そしてこの事件と同じ様な事件が、世界各国で起きている事を人気キャスター が言っている。


チャンネルを変えると、ニュース番組に引っ張りだされた怪奇現象評論家や、猟奇殺人評論家たちが
無責任でかってな推理を展開している。


いつもと変わらない、普通の1日の始まりだった。


なつみ・・・「あー、今日もバイトかー」

つぶやきながら、なつみはお気に入りの洋服に着替え始めた。


ニュースを何気なく聞き流し、 なつみはバイトへ、 裕子は会社へと向かった。



四.バイト先のコンビニ




バイト先に着くと、 店員同士で最近山間の村で起きている事件の話題で盛り上がっている。


想像力たくましい武は、得意げに自分の考えを展開していた。


武・・・「だからこの事件はきっと宇宙人のしわざに違いないよ」


聡・・・「宇宙人なんているわけが無いじゃないか」


なつみはふと外を見た。


1台の黒のワゴン車が、店の前で止まったのが見えた。



【 続く 】















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💫 オリジナル短編小説連載7回目  [マジックワールド] 


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💫オリジナル短編小説連載7回目


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【 第六章 】


『ケイユの野望』 



 まゆ・・・「さー、残ったのはあなた一人ね。どうやって殺 してあげようかしら。」

って、まさかまゆの口からこん な言葉が出てくるなんて。


最初に出会った時のまゆと別人のように変わってしまった。


何故なのか、きっと原因が・・・と思った瞬間。


ライが立ち上がった。


綾・・・「ライ大丈夫。死んでなかったんだね。」


ライ・・・「俺が死ぬわけないじゃん」って笑ってアヤ女 王を見てこんなことを言った。


ライ・・・「アヤ女王、このままでいいのか?おまえの作りたかった世界って、 何なんだよ。」


いったいこの二人ってどういう仲なのか・・・?!


ケイユの顔がゆがんだ。


ケイユ・・・「いくら幼なじみのおまえとはいえ、私の作ったアヤの気持ちまではわからなかったようだな。」


笑みをうかべながら、そして自信ありげに言った。


その瞬間《ピピピピピー》


ライに向かってすごい光 走った。


ライ・・・「う、くそー」


ライはケイユに向かって突進して行き、ケイユに剣で攻撃しようとしたが・・・。


ケイユの力ではじかれた。


私はライにかけよった。


そして私はケイユに「私の作ったアヤ」ってどういう意味でどういうことかを聞いた。


ケイユ・・・「アヤ女王は、平和で美しい世界を私と作りた いと言った。だから私は一生懸命やったしアヤにふさわ しい男に変わった。しかし、アヤは急に一人で作りだす と言ってきた。私は許せなかった。だから、私の力でア ヤを封印し、もう一人のアヤを作ったが、完璧じゃなか った。」


ケイユ・・・「封印される前に異世界から君に助けを求めこ の世界に呼んだ。」 


綾・・・「なら、 まゆは誰が呼んだの?」


ケイユ・・・「私が呼んだ。異世界の人間に私達は大きな 危害をくわえることが出来ないから、もう一人呼んだんだ。」


まゆ・・・「そうよ、 私はあなたを殺すためにここに来たの」


私はすごくショックを受けた。


じーじー・・・「やはりそうだったのか」


綾・・・「じーじー大丈夫なの?」


私は驚きながら聞いた。


じ―じ―・・・「わしゃー、 あれくらいでくたばりゃせんよ。」


嬉しい言葉を聞けた。


これから 最後の決着が・・・ 




【 最終章 】



じーじー・・・「姫様は、お前の考えというより、野望を感ずいておられたのじゃ。」


ケイユ・・ ・「私の野望だと!私の気持ちだろ」と言い 直した。


じーじー・・・「違うだろ。もういい人の仮面をとったらど うだ。」


私には何の事を言ってるのか解らなかった。


ケイユ・・・「気づいていたのか。 私は、この世界を征服し この世界を使って異世界をも征服する計画を練ってい たのだ。」


この話を聞いてビックリした。


まさかこんな野望をケイユが計画していたなんて・・・

一瞬で私のケイユの優しくて紳士と言うイメージが変わた。


じ―じ―・・・「やはり、そんな事だろうと思った。」


ケイユ・・・「それでは、お遊びもこれまでだ おまえら全員ここで死ぬのだ。」


(ビー ドカン ゴーゴー) 


すごい力が私達を襲った。


まゆ・・・「これがとどめよ」


そして、攻撃しようとした瞬間私は、「アヤ女王助けて」って強く願った。 


そしたら、まゆか「う」っていった瞬間急に倒れた。


ケイユも、苦しそうにして顔が青ざめて。


視線を感じた方向をむくと、そこにはな・なんとアヤ女王が立ってこっちを見ていた。


〈どうなっているの?〉って私が思ったら、私の頭の 中に「あなたが強く願ったお陰で私は存在する事が出来 ることが可能になったのです。」と言ってきた。


アヤ女王は、 透けて見えた。


アヤ女王・・・「私は、もう死んで肉体は銅像にされ、魂は 封印されました。その封印をとけるのは、あなたの強い 力が必要だったのです。」


アヤ女王 ・・・「これからあなたの体を使って、ケイユを倒します。 よろしいですか?」


綾・・・「良いです」

って答えた。


アヤ女王は「ありがとう」と言って、私はその言葉を 聞いた後意識がなくなった。


アヤ女王・・・「ケイユ、 私と消滅するのです。」


(ピービー) 


 ケイユ・・・「うぉーー 」


私の耳に「ケイユは滅び、あなたの世界も私の世界も 大丈夫です。本当にありがとう。 感謝しています。さようなら。」


私は目覚めてみると、そこは学校の保健室だった。


ガラガラとドアを開けて入ってきたのは、クラスの友達で私はいきなし倒れたと聞いた。


これは夢だったのだろうか。


私にはよく解らない・・・・


ー 終り ー















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オリジナル短編小説


連載6回目 


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【 第五章 】 


『蘇った力』 



 私達は、昨日と同じように朝を迎えた。 


 けれど、通る道は昨日とは全然違った。 

 そ・れ・は、モンスターがよく出てきたの一。 


 何故? 

 どうして? 


 すっごーい弱い敵ばっかが出てくる。


 じーじーには弱い敵は近寄らないんじゃなかったの? 


 そんなこと思っていたら。 


 ライ・・・「ここからは、じ―じーもあんま近寄んないから、弱い敵がじーじーの強さを知らずに近寄ってくんだ。」

なんて言ってきた。 


 じーじーも近寄んない場所・・・

いったい・・

私はスッゴク恐くなった。


ライ・・・「ここは、何が起こるかわかんないかんな」

なーんて付け加えてきた。 


 何が起こるかわかんないっていったいどういうこと?

なんて思ってた時に・・・

ベチョ、何か足にまとわり付 いたと思ったら・・

とんどん土の中へと引きこまれてい った。 


 何時の間にかライやじーじーと離れてしまっていた。 


 私は一生懸命声を張り上げて二人を呼んだ。 


 けれど、何も応答はなく・・


しかし、気配がした。 


 その気配が私の恐れていた物だったことを、私は不運だとおもったけど、このままやられるわけにはいかず・・・


戦うことにしたのに、グサ・・グサグサグサと何回刺し ても適はやられるどころかますます力が強くなり、私はボ―っとしてしまった。 


勝つすべがない、やられてしまうと思った。 


 綾・・・「誰か・・ライ・じーじー助けて〜」

と私は何時 の間にか叫んでいた。 


 その瞬間、パッと光が弾けた。 


 いったい何が起こったのかわからなかった。 


 目の前には、ライとじーじーがいた。 


 綾・・・「いったいどうなってるの?」

と二人に聞いた。 


 じーじー・・・「お前の力かよみかえったんだ」

って言った。


 綾・・・「アヤ女王の力かよみかえったんでしょ」

と聞き返 していた。 


じーじー・・・「違う。 お前の力だ」 


綾・・・「どういうこと?」

って聞いた。 


 じーじー ・・・「お前の力は、お前にしかない。アヤ女王の 力はアヤ女王にしかないってことだ。お前は、 お前の力 に頼ったんだ。 お前は、ただ呼ばれて、女王と一緒の名 前だったってことだよ。 わかったか?」 


 綾・・・「うーんなんとなく」

って答えたけど、本当はよくわかんなかった。 


 でも、私は自分の力を自分に眠ってた力を目覚めさし たんだって思った。


私は私なんだってことも。 


やーっと、閉ざされていた道が少し開けてきたとおもった。 


さーて、これからどうなんのかワクワクしてきた私だ ったが・・・

このさき待ち受けることがすごく過酷なものと私は今の私は知らなかった・・・


綾・・・「足にまとわりついたのって何?」 


じーじー・・・「ここの魔物は、普通の魔物と違うんだ。」 


綾・・・「なんで」 


じーじー ・・・「土地じたいが、普通じゃないんだよ」

と、 あきれた口調でいったり。 


そうこうしているうちにじーじーの秘密の場所につ いた。 


私とライは、目をみはった。 


そこには、いったいなにがあるのだろうか? 


そんな風に考えていたら、また、魔物が出てきて。


私は、自分の復活した力を使いたくてでしゃばってしまい、魔物が突進してきても力を使えず・・・グサッと 傷をつけられたのである。


綾・・・「いったい」

と私は、さけんだ。 


そしたら、雷が魔物に落ちてきた。 


私は、びっくりした。 


その凄まじい破壊力と二人にも見方をも傷つけてしまった、私の力に。 


その日はとにかくそこで一夜を過ごすことになった。 


二人とも、私のことを責めなかった。


私は、その二人にとっても感謝した。


傷の手当てをしてもらったり、「バカだなー」で終わ った。 


二人が寝ても、私は寝れなかった。 


そして、感謝と自分のしてしまった罪の重さに心を苦しめ泣いてしまった。


いつの間にか、朝がきていた。 


三人で「おはよう」から始まり、私の作った朝食を食 べて、いよいよじーじーの秘密の場所に入ることになった。


中に入ってみると、 長い通路が続いていた。 


とっても不安になる、薄暗どこまでも続く道・・・。 


いったいこの先に何があるんだろう?


緊張していた私。 


そして、やっとたどりついた扉の向うには・・・ 


じー じーが開けると、すごくびっくりするものが・・・ 


そこには、アヤ女王がいた。 


それも、死んでいたと思ったアヤ女王は生きていた。 


なぜ・・・? 


綾・・・「どうなってんの?」

って私がじーじーに聞いた。 


じーじー・・・「わしにもよくわからんのじゃよ」

こんなことはないはずだっていった。 


綾・・・「なんでわかんないのよ」

って私はも一興奮していた。 


私はアヤ女王の前に立ってこういった。 


綾・・・「あなたは誰?」

って。 


そしたら、 


アヤ女王・・・「私は、アヤ女王です。 あなたはどなたで すか?私と似ていらっしゃいますが」

って言ってきた。 


綾・・・「私の名前もアヤよ。異世界からあなたに呼ばれてき たのよ」

っていってやった。 


これからどうなっていくのか、先がおもいやられる。 


さー、 どうなんのか? 


アヤ女王・・・「私は、あなたを呼んだ覚えはありませんよ」

と私に言った。


私はショック受け、私にはなにがどうなっているのかわからなかった。 


アヤ女王の後ろから現れたのは私のことを助け てくれたり優しくしてくれたケイユだった。 


私は、いったいどぉ〜なってるのぉ〜〜〜って感 じになってしまいポワァ・・・ン・・・ボケボケになって意識もうろう 唖然、絶句のほうしん状態に落居っていた。 


《ガガガガァーン》ってな感じだったのです。


ライが私に話かけてっていうか、起こしてくんなきゃ【ズーーーーット】このまま放心状態だったと思う。 


ケイユ・・・「綾さん、おひさしぶりでございます。」

と言 った。 


綾・・・「どうしてここにいるの?」

と聞いた。 


そしたら 


ケイユ・・・「あやさんのいく所は、何処でもわかる んですよ。」

なーんていってきた。 


綾・・・「どうして?」 


ケイユ・・・「それは、アヤ女王がいるからですよ。」 


ケイユ・・・「アヤ女王とあなたは、住む世界は違っても同一人物なんだよ。」 


なんて言ったから、 ピックリした。


綾・・・「私とアヤ女王が同一人物なの?私の力ってなに?」 


綾・・・「私って、なんのために来たの?」

そんなことを思 っていたら・・・
「あなたは、いらない人物なのよ。」なんて声がした。 


いったい誰と思った瞬間でてきたのは、な、なんとまゆだった。 


まゆがそんなこというなんて・・・

私は、本当に放 心状態から立ち直れない気になった。 


ライ・・・「綾は、いらない人物じゃない。おまえがいらないんだよ。」 


 とっても嬉しかった。 


勇気付けられた。 


まゆ・・・「たいした力もないのに私にたてをつくとは 少しおしおきしてさしあげましょう。」 


☆バーン☆って音がして、ライが倒れていた。 


《ひどい、なんてことするのよ。》 


私は激怒して叫んだ。 


まゆは、薄笑いをしていた。 


とっても、とっても苦しかった。 


悔しくて涙が出てきた。 


じーじー・・・「アヤ女王に何をしたんだ。」

ってケイユに聞いた。 


ケイユ・・・「アヤ女王は、私の物になったんだ。私をこの世界じゃなく、私を選んだんだ。」 


ケイユ・・・「どうだ、ハッハッハッハッハッハッハー ーッハッハッハッハッ」

って笑いまくっていた。 


なんてことだろう。 


じ―じ―・・・「本当にそれでおまえは満足してんのか?」 


ケイユ・・・「うるさい、消え失せろ」 


 《ピー ドカン》 


じーじ―は、洞窟の壁に勢いよくぶつかった。 


ぐったりしている様子だ。 


私はどうしたらいいんだろ う?


いったいどうなっちゃうの? 


 私達・・・ 負けちゃう の? 


 誰か助けてーーー 




【 続く 】









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