オリジナル短編小説連載【アグレッション・デターレント】13回目 | jpt♂のジャンルフリーブログ

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二.研究所防衛





💮 オリジナル短編小説 🎉




🔥 ジャンル:SFアクション 🔥




🚫 許可無く、転載・パクリ禁止  🈲




[アグレッション・デターレント]




著者:jpt♂




【 続き 】




二.研究所防衛




【研究所内部】


おじいちゃんは地下5階の特殊超心理科学研究室フロアーの司令室のソファーに座って瞑想している。


祖父は裕子の目を借りて、なつみ達の戦闘を見ていた。


なつみの重力場は、人間なら瞬時に圧死させてしまう威力がある。


祖父・・・「手強いな」


祈又もまた、同じ司令室の中央で、頭にヘルメットをつけて椅子に座って、頭に付けたヘルメットには天井から垂れ下がった、たくさんのコードがくっついている。


祈叉の周りを圭,愛,瞳,里沙,れいな,さゆみ,愛佳が取り囲んで、それぞれリラックスした感じで椅子に座っていた。


頭にはそれぞれコードのたくさん付いたヘルメットを付けている。


祈叉・・・「あなたたちのパワーを実戦でためす時が、ついに来たわね」


 圭・・・「はい、パワーを実戦でためしたくてうずうずしています」


愛,瞳,里沙,れいなもうなずいた。


祈又・・・「あなたたちのこれまでの苦しい訓練の成果を存分に見せてあげなさい」


祈又・・・「研究所のサイコパワー集積装置で、あなたたちのパワーを電子的に収集し、それを電子的に増幅し、増幅されたエネルギーで、この研究所全体にサイコ・バリアーを張るのよ」


祖父・・・「よし、もうそろそろ敵はこちらに照準を合わせて来るころだな」


オペレーター5名が計器類やモニター画面を監視している。


警備の防衛省隊員6名が緊張した面持ちで大型レーザーガンを腰に構えている。


警備班長・・・「研究所の各階、各通路には、外からの侵入者をモニターが捕らえた場合、モニターに取り付けられているレーザーガンが、サイ制御で自動的に撃つようになっている」


警備班長・・・「通常、日中はレベル3の防御システムが作動している」


警備班長・・・「レベル3は、侵入者に対してそこに止まるように警告だけ行うものである」


警備班長・・・「あとはそれぞれの階を警備している警備員にまかせている」


警備班長・・・「夜間は通常、レベル2の防御システムが作動している」


警備班長・・・「レベル2は、侵入者に対してそこに止まるように警告し、動いた場合はサイの制御で腕や 足など、致命傷にならないように撃つようになっている」


警備班長・・・「レベル1の防御システムは、侵入者を見つけ次第、 自動的に射殺するものである」


警備班長は部下に説明する。


警備班長・・・「サイの防御システムを破って進入してくる敵は、見つけ次第射殺せよ」


祖父・・・「地下1階から4階にいる所員に避難命令をだせ」


オペレーターの三輪に言った。


三輪・・・「はいっ」


コンソールのマイクに向かってサイに指令を出す。


三輪・・・「指令、地下1階から4階の警備員を除く全所員は地下10階に非難!!」


サイ・・・「地下1階から4階の警備員を除く全所員は地下10階に非難して下さい」


サイの優しい声が全フロアーに繰り返し響いた。


祖父・・・「もう来るぞ!!」


祖父・・・「鈴木所長と佐伯は地下10階の特別司令室に着いたかな」


三輪・・・「はいっ」


みゆき・・・「所長も副所長もスタンバイ完了しましたわ」


祖父・・・「警備員には大型特殊レーザーガンを持たせたかな」


おじいちゃんは聞いた。


水城・・・「はいっ」


水城・・・「全員に携帯させました」


祖父・・・「私の特殊能力はテレパシーと予知能力だからな」


祖父・・・「始めるぞ」


祖父・・・「研究所全体にバリアーを張れ」


おじいちゃんは口元のマイクに静かに言った。


マイクの指示は椅子に座ってくつろいでいる祈叉のヘッドホンに伝わった。


祈又は静かに目をつむる。


周りの愛、瞳 、里沙、れいな、さゆみ、愛、圭も、全員静かに目をつむった。


部屋の計器類が騒がしく動き始めた。


灯台とその下の岩壁全体が一瞬ゆらりとゆらいだ。


サイコ・バリアーが研究所全体を包んでいる。


祖父・・・「警備員に全員アイスコープをセットするよう指示しろ」


三輪・・・「指令、警備員は全員アイスコープをセット!!」


三輪がサイに言った。


サイ・・・「警備員は全員アイスコープをセットして下さい」


サイの優しい声が全フロアーに繰り返し響いた。


全警備員はそれぞれの場所でアイスコープをセットする。


「カチッ」「カチッ」「カチッ」という音が鳴り響く。


それぞれ身を低くし壁に背を付け、どこから現れても対処出来るよう、体制を整えた。


「ビィーン」「ビィーン」「ビィーン」という音とともに青白い光が現れた。


サイコ・バリアーを破って2階にエイリアンが現れた。


サイ・・・「2階A3通路に侵入者5体」


サイ・・・「2階通路に侵入者5体」


サイ・・・「2階資材室に侵入者5体」



次々とサイが警告を繰り返す。




三.研究所危うし




祖父・・・「防御システムレベル1を作動せよ」


三好・・・「作動しました!!」


司令室の、いくつものモニターにエイリアンが映る。


通路に取り付けられた監視カメラ一体型レーザーガンが、サイの制御で自動的に火を吹いた。


「ビィーッ」「ビィーッ」


赤い光の線がエイリアンめがけて飛ぶ。


「ビィーッ」「ビィーッ」「ビィーッ」


赤い光の線が雨のようにエイリアンに注がれる。


レーザー光線はエイリアンを確実に捕らえている。


「バシューッ 」「バシューッ」「バシューッ」


しかし、エイリアンにダーメージはない。


2階を警備している防衛省隊員が、エイリアンに向かって走る。


アイスコープを通して見えるエイリアンの姿に、大型特殊レーザーガンをかまえ引き金を引く。


「ブブブーッ」


太い線がエイリアンめがけて飛ぶ。


「バシューン」という音とともにエイリアンが吹っ飛んだ。


だが、エイリアンはむくっと起上がり、 防衛省隊員の方に腕を上げた。


手の甲を突き破るようにして「シュッ」と銀色に光輝く金属筒のようなものが出る。


「ピカッ」とエイリアンの甲から緑の光が飛ぶ。


撃った防衛省隊員は一瞬身を壁に隠すのが遅れた。


「うわー」と防衛省隊員は悲鳴を上げた。


防衛省隊員の身体が緑色に包まれた瞬間バタリと倒れた。


防衛省隊員の顔面から左肩にかけて無くなってる。


防衛省隊員・・・「くそーっ」


壁に身を隠した防衛省隊員は叫ぶ。


防衛省隊員・・・「撃って撃って撃ちまくれー」


皆狂った様に大型レーザーガンを撃ちまくった。


地下2階で壮絶な戦いが繰り広げられているのを、地下10階の特別司令室で所長と佐伯はモニター画面で見ていた。


佐伯・・・「くそーっ!!」


佐伯・・・「我々の武器では、跳ね飛ばす事しか出来ないのか!!」


佐伯は歯ぎしりしながら叫ぶ。


佐伯・・・「いったいどうしたらいいんだ」


佐伯・・・「打つ手無しか」


佐伯・・・「現地に行っている鬼神一族を呼び戻しましょうか」


佐伯は所長に言った。


所長・・・「まて!!」


所長は腕をくんだまま、じっとモニター画面をにらむ。


地下5階の司令室ではおじいちゃんがモニター画面をにらんでいた。


山城・・・「くそっ!!」


山城・・・「大型レーザーガンも通用しないのか!!」


形勢は悪く、徐々に防衛省隊員は後退し待避し始め、エイリアンはまるでゾンビのように、倒されても、吹っ飛ばされても起上がり、攻撃して来る。


祖父・・・「地下3階にバリアーを張れ」


おじいちゃんは口元のマイクに静かに言う。


地下3階が一瞬ゆらりとゆらぐ。


エイリアンの腕が床を狙う。


エイリアンの腕から「ボボボ」と言う音と共に太く濃いブルーの光線が発射された。


「ドガーンッ」「バッジューッ」


轟音と共に、あの超合金の床が溶け、大きな穴が開いた。


「ボボボボボッ」「ドガーンッ」「バッシューッ」


エイリアンはそれぞれ床めかけて太く濃い ブルーの光線を発射する。


サイ・・・「警告します、第二シールドが破られました」


サイ・・・「警告します、第二シールドが破られました」


サイは相変わらず冷静に優しい声で繰り返し警告を発していた。


祈叉の周りを取り囲んだ愛,圭,瞳,里沙,れいな,さゆみの額にそれぞれ汗がにじんでいる。


祖父・・・「地下3階の警備員に発令、穴から入り込まれないように応戦せよと」


おじいちゃんがオペレーターの三輪に言う。


三輪・・・「地下3階の警備員は、穴からの侵入を阻止!!」


三輪がマイクに向かって指令を出す。


地下3階の警備員は、天井に開いた大きな穴から見えるエイリアンに向かって一斉にレーザーガンを撃ちまくる。


「ブブブーッ」 太い赤いたくさんの線がエイリアンめがけて飛んで行く。


「バシューン」という音とともにエイリアンが吹っ飛ぶ。


だがすぐ起きて穴から入り込もうとする。


サイコバリアーが強くなっているせいか、エイリアンが跳ね返された。




【 続く 】