花組芝居

「菅原伝授手習鑑~天神さまの来た道~」

@あうるすぽっと

12/1マチネ


初めての花組芝居さん。

思ってた以上に歌舞伎でした。

もっと現代にアレンジしてあるのかと思ったら、結構歌舞伎だった。

と言ってもリアル歌舞伎は1回しか観たことないから、歌舞伎をよく観る方に言わせたら全然歌舞伎じゃないって言われるのかもしれないけど。


あらすじと登場人物はなんとなくだけど花組芝居さんのホームページで予習していったからよかったけど、予習していかなかったらよくわかんなかったかもしれない。

いかんせん現代語じゃないので。

でも何を言わんとしているかは理解できたし、楽しめたよ。


今回は、花組芝居さんを一度観てみたかったっていうのもあるけど、へいにーこと二瓶くんが劇団ではどんな風なのかを観たかったってのも、観劇理由。

前髪攻めてるへいにーが、劇団では可憐な女形でした。

めちゃくちゃ可愛かった!!

そして所作がキレイ!

何気に外部公演では何度も観てるんだよね。

ぜんぶ空想組曲とほさかさん関連だけど。

そんなへいにーの本気を観ることができてよかった。

いつも本気だろうけどwww


なんとなく気になったのは、客席の反応の薄さ。

笑いをとってるシーンなのに、笑いが起きない。

客のリアクションが大きめ(?)のるひま舞台に慣れてしまっているからか、なんか物足りなさを感じた。

大爆笑する程ではないけど、もう少し反応してもよいのではないか?と…。

確かにすべってるネタ(?)もあったけどね。


舞台は舞台上の役者だけで創るものじゃないと私は思ってるので。

同じ舞台でも観る回によって違うのって、演じてる役者のテンションだったりコンディションだけが理由じゃないと思う。

観てる側の反応がいい回って、役者もテンションあがってどんどんいい演技が引き出されていくと思うのです。

実際そういう舞台に何度も出会ってきてるので、そういう意味では、一体感のない舞台だな~と感じてしまった。

別に無理に笑えっていってる訳じゃないですよ。


色々と思ったりしましたが、実力ある俳優さんばかりですし、次回公演もお金と時間に余裕があれば観に行きたいな~とは思いました。







前回はキャストについて書いたので違うことを。

とりあえず言っておきたいことを。


「里見八犬伝」は今まで全然知らなかった話。

だからどこが原作通りでどこが違うのかとかは全くわからない。

でも突っ込みどころ満載だったな~…。


とりあえず初日に衝撃的だったのが、ラストシーン近くの伏姫と信乃のシーン。

生き残った信乃が、自分はまだ苦しみが足りないのか?苦しんで生きていかねばならぬのか?!

という言葉に、

「それがあなたの運命だから!」

と笑顔で言い放つ伏姫。

鬼畜www

伏姫ってドSだったんだね~…。

しかもちょうどその笑顔を双眼鏡で見ていた私。

ええ~~?!ってなりました。

何故笑顔なんだ・・・。


最初の方、信乃と荘助が闘うシーン。

信乃のセリフが突然なまったからびっくりしたwww

「おめえだけは斬りだぐねえんだ」

んんっ?

どうした??


結局、壮大な夫婦喧嘩に巻き込まれたんだって言い方をしてた方がいた。

まったくもってその通りだと思ったwww

玉梓の無念を鎮めるためには八犬士の「死」が必要だったって言ってたし。

「死」というか「想い」だと思うけど。


信乃と荘助コンビ、どっちもひでぇ男だ。

浜路かわいそうすぎる。

浜路の、「誰も私を見てなどいなかった…」てセリフが切なすぎて泣けた。

最期くらい好いた男と一緒に死にたかったよね…。

多分信乃のことをほんとに好きだったんだと思うし。

じゃなきゃ、親を殺されたときに「嬉しかった」なんて感情は生まれないはず。


いろんな疑問点はあったにせよ、いい舞台だったと思う。

楽しめる舞台だった。

キャスト陣も豪華だし、殺陣もすごく良かったし。

満足。


ありがとう。

里見八犬伝。


またいつか、会える日まで。




「里見八犬伝」

@新国立劇場 中劇場

11/16ソワレ(初日)

11/23マチネ

11/25ソワレ


昨日大阪で大千穐楽を迎えた「里見八犬伝」。

まさにエンターテイメント!

楽しめる舞台でした。


最初はあんまり期待してなかったというか…。

自分の中であまり盛り上がってなかったといった方が正しいかな。

龍くんにうつつを抜かしてたからかもしれないけどwww

でもやっぱり、私は舞台上の村井を目で追ってしまう。

好きだな~って改めて思ったよ。


八犬士はそれぞれがとても魅力的で。

この役がこの人だったからこのカンパニーはすごく良かったんだな~って思った。


信乃を演じた西島くん。座長。

大河ドラマで見てたけど、平家一門の中にあってちょっと線が細いのが気になってたんだけど…。

いい座長だった。

西島座長を中心にいいカンパニーが出来たんだね、って初日のカーテンコールの時に思った。

"日々最高潮を更新していきます!”

その言葉通りの舞台だったな、と。

ラストシーン近くの伏姫とのシーンの時の表情はとってもよかった。


犬川荘助役の渡部くん。

これが初舞台とは思えないな~。

最初の方、信乃に今までの思いを打ち明けるシーンが印象的。

オーズ見てなかった私にとっては渡部くんは未知数な存在だったので、あの最初のシーンでがっしり心つかんでくれたね。

殺陣もよかったな~。


毛野ぴろし。

ぴろしはやっぱりすごいな!って改めて思った。

まず登場は女形。

妖しい魅力を放ってた。

次に登場したときは男。

そのギャップにやられるよね。

かっこよかった~。


親兵衛役の早乙女友貴くん。

殺陣すごかった!!!!!

彼の周りだけ空気が違うというか、まるで舞っているかのような美しい殺陣。

彼の殺陣はみんなとは全然違う。

別に周りがうまくないとかじゃなくて、質が違うというか。

ほんとに美しい殺陣。

でもお兄ちゃんに比べればまだまだらしい。

お兄ちゃんどんだけすごいんだよwww

セリフ回しはまだまだだな、って感じはしたけど、親兵衛という役に関して言えばその拙ささえも武器になってたかな。

いや~ほんとに彼の殺陣はすごかった。


大角役の市瀬さん。

市瀬さんも殺陣すごかったな。

あんな長い武器をぶんぶん振り回してるんだけど、力任せな感じは微塵もなくて、身体の一部のようにこなしてたのが印象的。


現八役の荒木君。

犬田村でぬいちゃんや房八とたわむれてた(?)のがかわいかったね。

この人って華鬼のひとだよな?って思って観てたwww


犬山道節役の加藤さん。

殺陣初めてって言ってたよね?

うまかったと思う。

雰囲気のある方だな。

父親であるゝ大法師を斬ってしまうシーンとか涙なしでは観られなかった。

かっこよかった!


そして、犬田小文吾役の村井。

小文吾が村井でよかったよ。

ほんとに。

野菜がいっぱい入った籠をしょって山芋を手にぶら下げて村に戻ってきて、ぬいや房八に見せる優しい笑顔。

癒された~。

ぬいや房八を殺されて嘆き悲しむ小文吾は、涙なしでは観られませんでした。

息絶えてしまったぬいをぎゅっと抱きしめ続ける小文吾。

おそらく、全ての村井クラスタが、ぬいになりてーーーーーーーー!!!と思ったことでしょうwww

そして玉を授かった小文吾。

信乃や現八と仲間になりたがっていた房八じゃなくて何故自分なんだ…?!

と思い詰める表情が苦しくて、小文吾の想いと房八の想いが重なって、泣きました。

闘いのシーン。

刀じゃなくて斧で戦う百姓・小文吾は、はっきり言って初日は笑ってしまったよ。

武器が刀じゃないってことは知ってたけど、まさかそんな小さい斧だとは…!

その斧をガンガンに敵に振り下ろすもんだから、小文吾いちばんひでー…。

なんて思ったのに、3回目に観るときには、その斧さえも、私にとっては涙を誘うアイテムになってましたwww

武士でもない、ただの百姓が闘うってことは一大事。

その一大事をやる原動力は、ぬいや房八の仇をとりたかったんだよね。

だから、どんなに泥臭くてもいいんだよ。

これまで、自分や弟・妹たちの人生と一緒に居た斧を使うからこそ、この戦いにはもっと深い意義が加わるんじゃないかと思った。

ただ純粋に、仇をとるために闘った小文吾。

最期のセリフでも言ってたよね。

「結局は、ぬいや房八の仇をとりたかっただけなんだ…」って。

村井最高。


浜路役の森田さん。

いい表情してたなー!

双眼鏡を覗くとき、たいていはイケメンさんを追ってしまうのですが、たまたま観た瞬間の浜路の表情がとってもよくて、ドキッとした。

浜路って、とっても切ない。

二人の男に想われて取り合いをされたかと思ったら、その男たちは二人とも、結局は自分のことなど見ていなかった…。

しかも最期は荘助と死ぬんだけど、浜路が好きだったのは信乃だよ…。

荘助「この荘助がご一緒致します!」的なことを言って一緒に死ぬんだけど、私が一緒に死にたいのはお前じゃねーし!って思ったよね…。

最期まで切なすぎた浜路。



キャストの皆様素敵でした。


ありがとう里見八犬伝。